好きだから離れていてくれ【煉獄杏寿郎】

お仲間さん ページ24

あれから。

店には、煉獄さんが色んな人を連れてくるようになった。


｢コイツが煉獄の彼女かァ...｣
｢うむ！可愛いだろう！｣
｢へェ。｣

この少し見た目がおっかない人は
不死川 実弥という、煉獄さんの仲間だそうだ。
同じく鬼殺隊の柱らしい。

おはぎを出すと目付きが変わり、美味しそうに食べていた
その様子から、実は優しい人なのかもと思った。

次は

｢......かわいい。｣
｢冨岡、いくら可愛くても俺の彼女だ！手出しはさせん！｣
｢分かっている。｣
｢もう少し愛想良くしたらどうだ！｣
｢...俺は嫌われていない｣

とても口数が少なく、不器用そうなこの人も煉獄さんの仲間で、同じ柱の方らしい。冨岡義勇という人らしい。
何度この短い時間で｢俺は嫌われていない｣という言葉を聞いただろうか。
彼は鮭大根が好きらしいので、メニューには無いが、鮭大根を振る舞うとこれまた表情が変わり、美味しそうに食べていた
｢ムフフ｣と笑うのにはこちらも笑いそうになったのは内緒だ。

他は、甘露寺さんが連れてきた伊黒小芭内さんだったり...
その人はなんだか最後まで信用してくれなかった。何をだか分からないけど...
胡蝶しのぶさんって方は少し仲良くなれた！

この2人も煉獄さんの仲間。柱だそうだ。


『煉獄さん...柱の方ってすごい個性が強い方ばかりなんですね...』
｢うむ！そうだな！しかしみんな良い奴だ！｣
『お仲間さんを連れてきてくださってありがとうございます...！またいらしてくださいね』


煉獄さんが他のお仲間さんと仲良くしている姿ももっと見たいなぁと思った。

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