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軽いパニック ページ16

あの日は本当に軽く混乱してしまって

なんていうか、緊張...なのかな。
自分でも、煉獄さんの話を聞きたいはずなのに、体が逃げてしまう。
心の底から素直になれない。

お礼のためのはずなのに、
また失礼なことをしてしまって。。

それでもその後も度々甘味処を訪れてくれる

「A!さつまいも餡のお団子を10皿頼む!」
『はい!かしこまりました!』
「それと話したいのだが...」
『ごッッごめんなさい!!』

話したいと言うと謝って逃げていってしまう。
素直になれなさすぎる。

『お父さん...煉獄さんが話をしたいと言ってくれる度に私はなぜか逃げ出してしまいます』
「そうか...それなら少し協力しようか。」

お父さんに協力して貰い、お父さんと一緒に煉獄さんの座っているテーブルの余った席に座った。

「煉獄の兄ちゃん、娘がすまないな。この子も兄ちゃんの事が嫌いなわけじゃないんだ。」
「よもや、それならよかったです。」

お父さんが先にそう言って話してくれる。
私はお父さんの横の席に座る。
でも煉獄さんの顔を見ることが出来ない。

「Aに話さなければならない事があるのだが、話してもいいだろうか?」
「話してやってくれ。」
『ちょちょ、すみません!やっぱりまだっっ!!』
「A!!」

あぁ、また逃げ出してしまった。


それからもよく甘味処へ足を運んでくれるが、
もうその話は切り出されなくなった。

初めて見た→←今度こそ(煉獄side)



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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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柑橘蛍(プロフ) - この煉獄さんもいい… (2021年2月23日 15時) (レス) id: e14d5de1d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ka:ran | 作成日時:2020年12月16日 23時

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