今度こそ(煉獄side) ページ15
『はい!えーと、さつまいも餡のお団子です...!私が考えた新作なんですけど...どうですかね...』
そう言って俺と甘露寺の前に、団子が2本乗った皿を置いた
「これをAが考えたのか!」
『はい...!煉獄さんはさつまいもが好物だと聞いて...なにかさつまいもを使ったものをと...』
Aは、さつまいもが俺の好物と聞いて考えてくれたらしい。
それだけで、心臓が高鳴る気がした。
「ッッうまい!うまい!わっしょい!」
「これもほんとに美味しいわ!!さすがAちゃんだわ!」
そう言って食べ進めるところをAは幸せそうな笑みを浮かべて見ていた。
「そうだ!Aちゃん、こっち座って3人でお話しましょう!!」
『お、お話ですか!?で、でも...その...』
「うむ!俺も話さなければならない事があるな!」
この場ならば、しっかりAに謝り、本当に思っていた事を話すことが出来ると思った。
「あの時のことだがーー」
『ごっ...ごめんなさい!!』
話そうとしたところで、Aは少し顔を赤らめながらまた台所へ走って言ってしまった。
「...よもや...」
やはり俺は嫌われてしまっている?
...いやでも、さつまいも餡のお団子は俺の好物と聞いて考えたと言っていた所から嫌われてはいない...?
頭の中が混乱してきた。
「Aちゃん、緊張しちゃったのね〜!緊張しちゃってるとこもかわいい!キュンキュンしちゃうわ〜!」
結局、その後はほとんど目すら合わせることが出来ず
笑顔を見たのは、帰り際だった。
『本当にありがとうございました!また食べに来てくださいね...!待っています!』
結局俺は彼女にどう思われているのだろうか...?
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柑橘蛍(プロフ) - この煉獄さんもいい… (2021年2月23日 15時) (レス) id: e14d5de1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2020年12月16日 23時