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地上はどこもラービットの対処と住民の避難で手一杯。
ラービットに取り込まれた隊員の救出に手が回っていない。

どうにかしてラービットを一掃したいが、
住民の避難がある以上、大技は使えない。
加えて、A級、B級隊員の相次ぐ緊急脱出。
キューブになっても復活できるとはいえ、戻るまでの時間がかかりすぎる。
そして先ほどの黒トリガーによる本部襲撃。

「(数の有利と思っていたけど、その”数”が狙いだったなんてね。
  最悪だ)」

『もしくはその予兆があったと考えられます。
 そのため少しでも長く持たせるために、まだ採掘されていない資源として
 三門市に目をつけたのでしょう』

「忍田・林藤姉弟についても知られたかもしれない・・・か・・・。
今後も襲撃がありそうだなぁ。
迅、怒らせたかな?」

『その件に関して先程城戸から連絡がありました。
 この作戦終了後、きっちり怒られてくるように、とのことです』

「A、了解」

『敵とのエンカウントまであと1分』

「ラービットを一掃するよ。
 修と千佳を逃がすために敵の目を私に引き付ける。
 城戸さん!ミーティアレインを使います。
 全隊員に固定盾(シールド)もしくは両防御(フルガード)の指示を!
 盾(シールド)を持っていないC級と住民は近くの建物の中へ!」

【わかった。
 沢村君、全隊員に指示だ。
 A、必ず戻ってくるように。本部で待っている】

「A、了解!
 いくよ!マルチロック!ミーティアレイン、発動!」

『攻撃対象、ラービット。すべてのロックを確認。
 コード:ミーティアレイン発動』

空一面に無数のトリオンキューブが出現する。
地上から見れば、極小のキューブに見えるだろう。
しかし、”それ”は地上に近づくにつれ正体を現していく。

例えるなら、宇宙から降り注ぐ流星群(ミーティアレイン)のように。

 『着弾まで、3・2・1。
 すべて命中、ラービットを無力化しました』

「どうせ、あっちは追加戦力あるだろうから、そのまま警戒。
 で、餌につられてやってきた、大物だ」


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4話が手違いで非公開になっていたので修正しました。
申し訳ございません

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作者名:KAORU | 作成日時:2022年3月22日 0時

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