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『ただし、使用できるトリオンの量は二宮と同じ12まで。
あとは調達するよう指示した。』
「彼女自身のトリオンの量を少なく使うことで、敵から狙われないようにする作戦ですか。
で、この実力派エリートに何をお望みで?」
『彼女のブラスターを限界まで外せ。』
「そんなことをすればどうなるか、あんたが1番よくわかってるだろ?!」
『わかっている。
だが、頼む。』
Aのブラスターを外すことが何を意味するか、俺と城戸さんはよくわかっている。
「城戸さんの言いたいことはわかった。
でも、外すブラスターは2まで。
ただでさえ、アクセルシューターとエリアサーチを三門市全体に使って、
マルチタスクしまくってんだから、ブラスター全部外したら脳への負荷が大きすぎる。
俺のSEは、この大規模侵攻の後もいくつか小さいけど、近界民との小競り合いが視えてる。
そんな中で、Aが動けないと困る。」
『わかった、Aには伝えておく。』
城戸さんとの通信が切れて、俺は目の前の近界民に集中しながら、ため息を一つ漏らした。
「全く、あのお転婆娘め。」
早く行って、説教だ。
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作者の言い訳
城戸さんが忍田さんのことを劇中でヤンチャ小僧って言ったので、
迅さんに主人公をお転婆娘って言わせたかっただけ。
ちなみに主人公は迅さんより年下設定。
遊真と同い年を想定。
15歳だとしたら6年前の旧ボーダーにはいる設定にはしたいので、9歳か。
小南が11歳で迅が13だから、まぁ・・・ありか。
玉狛専用トリガーという設定にしてあるが、実際は星の杖と同じどこかの国宝・・・らしい。
(らしいというのは、近界でも書物にしか載っていないから。
所謂おとぎ話級の代物)
黒トリガーではない。
玉狛技術者、クローニンに魔改造されており、喋る他、いろんな形態を取る。
(現状、ネックレス、杖(剣)、ライトニング系の銃(砲撃)、フィスト(手袋)モード)
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作者名:KAORU | 作成日時:2022年3月22日 0時