1話 ページ3
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『今日も影薄い日が始まる…』
私は影が薄いらしい。
それは、プロデュース科に編入してから知った。
今まで友達は何人もいたけど、気付いてもらえないなんてことはなかった。
何より、その子達の方から話しかけてきて友達になるケースも少なからずある。
私は毎日、気付かれないことに疑問を抱くばかりだ。
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「あんず、ほのか！おはよう！！」
「おはよ、明星くん」
「おはようございます、明星さん」
「2人とも、明星じゃなくてスバルって呼んでも良いんだって！ほんっと似てるね！」
「そう？嬉しいな」
ヤバい。この場に私はいらないかもしれない。
話にもついていけない上にまず気付かれていない。
うんそうだ。一刻も早くここを立ち去るべき。
そう思い、教室をこっそり出た。
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『あ"ーーー！！！』
ｼｰﾝ………
こんな大きな声を出しても気付かれないとか、私幽霊なのかな？
…………いい事思いついた。
これだけ大きな声出しても気付かれないなら、日頃の不満をぶちまけてもいいんじゃないのか。
そうだ。そうしよう。
スゥーと息を吸って………
『なんで私はだれにも気付かれないんだ。私なんかしたかな。挨拶もされないしホントやばたん。一刻も早くこの学院から消えても気付かれないんじゃないかな。だって影薄いもん。あんずちゃんとほのかちゃんにも気付かれないとか地獄かよ。まあアイドルには気付かれなくてもいいわ。あんま傷つかないし。けど女の子には気付いてほしかったわ。悲しいよほんと悲しみだよ悲しみ。あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！早く誰か気づけよぉぉ！！！』
ノンブレスでここまでいけたのすごくない？
よし、次はもっと上目指すぞ←
『よし、帰るか。』
スッキリして帰ろうとした瞬間。
誰かの声がした。
「ん〜………」
『ひ、人……？今の聞かれてた？いや、寝てるし聞かれてないはず……』
そこには、黒に緑が混ざった様な色の髪の、青いブレザーの制服の下にセーターを着た、例えを言えばカラスのような少年がいた。
見つめていても飽きないような、美しい顔立ちだった。
ずっと見つめていると、少年の目が開いた。
「…………」
『目、開けた……まあ、気付いてないだろうなぁ。私に気付く人なんていないから……』
そうネガティブな発言をブツブツ言っていたとき、目を開けた彼から出た言葉は、
「お人形さんみたいで綺麗やなぁ……」
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クシナデソーマ(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» 私ゆうたくん最推しなんで、出させて頂きました( ・`д・´)。こちらこそ、2度目の感想、有り難う御座いました！ (2018年8月4日 18時) (
レス) id: 5c1e0f6f03 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - クシナデソーマさん» デスヨネー、普通「ばか」って褒め言葉で使う人なかなか居ないと思う…(自分でも(( あと…あと……！！大好きなひなたくんとゆうたくんも出してくださりありがとうございまーーーーす！！！もうほんと可愛すぎて叫びかけましたよ！？ (2018年8月4日 11時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
クシナデソーマ(プロフ) - 夢花（仮垢）さん» ありがとうございますー！ばかってこの作品ではじめて言われました（笑） (2018年7月14日 21時) (レス) id: 5c1e0f6f03 (このIDを非表示/違反報告)
夢花（仮垢） - み、みかくんのたらし！！(ある意味たらしwそして精一杯の褒め言葉w)あーもう！！！こっちが緊張してまうやんか〜！！！みかと作者様のばか！！(((←褒め言葉として受け取ってくださいw (2018年7月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - クシナデソーマさん» No problem！私みかちゃん好きやよ！オチ決まったねー！私もたまに奈良のいとこが来るとあんな感じの口調になる･･･。LINEとかでも普通に関西弁というか、使っちゃうんだよね･･･。だからみかくんの口調他の人よりとらえれるんだよねー (2018年6月2日 10時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
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