○手 ページ3
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『…ねえ、つむぎ知らない…?』
「なんでボクに聞きに来たノ?」
『占いで分からないことがあったら知り合いに聞こうって…………』
「なんでそんな占い頼りなノ?……つむぎセンパイは図書室にいるヨ。」
『……ありがと。』
つむぎ、自分から一緒に帰ろう。って言ってきたくせに、呑気に図書室にいるのか…
おいってってやろうかな。
『寒っ…………』
もう春だと思って油断したけど…まだ全然寒いな。
図書室暖房効いてないかな。
『つむぎ遅すぎなんだけど…図書室に行くのだるい…』
「あ、Aちゃん!」
声がした方に顔を向けると、そこにはつむぎがいた。
『遅い……』
「す、すいません!本の整理で間に合いませんでした!」
『……』
「Aちゃん?怒ってます?」
アンタにとって私の怒っている基準はなんだ。
ていうか、顔が近い。
『……別に怒ってない……けど…』
「けど?」
『…遅かった罰として……て……手つ、つな……』
「あ、手繋ぎたいんですか?」
『〜〜〜!!』
「顔真っ赤ですよ〜…………良いですよ。手を繋ぐくらい。彼氏なんですから。」
ほんと、馬鹿みたい。
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夢花(仮垢) - はぁ……いちゃつくんならとっととイチャつけこんにゃろう← (2018年9月12日 6時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
クシナデソーマ(プロフ) - メイさん» ありがとうございますー!夏目くんのほうも近々更新しますので楽しみにしていてください! (2018年4月8日 9時) (レス) id: 5c1e0f6f03 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - 応援してます!夏目くんの方もまってます! (2018年4月8日 9時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クシナデソーマ | 作成日時:2018年4月8日 0時