文豪たちの反応調査記録 其の肆

その後、文豪が正気に戻ってみた (轆轤様リクエスト) ページ20

中島敦


「・・・あ、れ？」

少し冷静になり、彼は自分がしたことを思い出します。
狂っていた自分への殺意だけを胸に、彼はただ涙を流しました。



太宰治


「・・・間違っていたのは、どうやら私だったらしいね」

貴方という存在のなにかが消えてしまった瞬間、自然と涙が流れていました。
今更気づいても遅すぎると、解っていても。



江戸川乱歩


「時雨・・・此、僕が・・・？」

正気に戻り、現場を見た瞬間に、紛れもない自分自身の手で貴方を殺してしまったことに気づきます。
いえ、気づいてしまいます。



芥川龍之介


「己の阿呆さ加減に嫌気がさす」

傷だらけになって横たわる貴方に、彼はそっと上着をかけました。
どれだけ悔いても貴方は帰ってこない。
解っていても、後悔は消えません。



中原中也


「手前は・・・何時だって正しかったんだな」

闇の世界にい乍も、誰よりもまっすぐな貴方。
最期の最期まで、其れが変わることはありませんでした。



フョードル・ドストエフスキー


「・・・あぁ、そんなところにいたんですね」

幸せだった頃の貴方との記憶。
其れを現実だと思い込み、彼はずれた時間を生き続けるようになりました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


殺さずの最下級マフィア構成員で、太宰さんの進むべき道を指し示した織田作！！

Happy birthday！！



「俺の誕生日なんて覚えていたのか。太宰や安吾はまだ来てないが・・・先に二人で飲もう。祝ってくれてありがとう、時雨。今度また、咲楽たちと遊んでやってくれ」



どうして死んじゃったの織田作うううぅ！！←

小説で泣いて、皆が死ぬシーンで泣いて、乱歩さんの登場で喜んで、織田作の死ぬシーンで泣いて、最後の太宰さんの笑顔に泣いて、エンディング挿入のタイミングで泣きました。

黒の時代は辛すぎて、毎回途中で涙腺が崩壊します・・・

学ストで【隣の関くん】みたいな関係になってみた (轆轤様リクエスト)→←夢主が死ぬ直前、ヤンデレ文豪に「自分が正しいと思ってる？可哀想な人・・・」と云ってみた (轆轤様リクエスト)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す