文豪たちの反応調査記録 其の拾 【リクエスト停止中】

暗い表情の文豪に夢主が「大丈夫・・・何があっても私がいるから」と抱き締めてみた (ウミソラ様リクエスト) ページ25

中島敦


「ありがとう・・・ございます」

泣き顔を見せまいと気丈に笑みを浮かべていましたが、貴方がそう云うと我慢できずに涙を流します。
何も云わずに抱き締め続けてあげましょう。



太宰治


「何があっても・・・そう。ずっと、ずっと一緒にいてくれるんだね。死ぬまで・・・否、死んでも」

少し歪んでしまった笑顔を浮かべて、彼は貴方を抱き締め返します。
強く強く強く強く強く・・・永遠に離さない、と云うように。



江戸川乱歩


「本当・・・？僕を置いていかない？」

「はい。ずっと側にいます」と貴方が微笑むと、彼は少しだけ笑ってくれます。
彼の両親のように貴方が自分を置いていってしまったのか不安になったんでしょうね。



芥川龍之介


「そうだな・・・僕は一人ではない」

一人じゃない。
其だけでひどく安心できるんです。
どんな闇でも照らしてくれるような貴方が、隣で笑っていますから。



中原中也


「・・・あぁ、ありがとな」

暗い表情と云ってもほんの少しだったんです。
他の誰も気がつかなかったようなことでしたから。
其のことに気がついてくれて、彼は少し嬉しいんです。



フョードル・ドストエフスキー


「なら、お願いします。何があっても僕の側にいて・・・離れないでください」

涙ぐんだようにも聞こえる声を聞いて、貴方は益々彼を抱き締めました。
彼が貴方の腕の中で悪魔のような笑みを浮かべているとも知らぬまま。



黒の時代 太宰治


「ありがとう」

少しでも他の音が立てばかき消されるような小さな声です。
此の時ばかりは歴代最年少幹部である彼も、ただの十代の子供でした。



織田作之助


「俺も時雨の隣にいられるように善処する」

「あわよくばお前を支えられるように」と笑います。
助けて助けられて。
そんな関係が終わるまでのカウントダウンは知らずの内に始まっていました。



ゲスト


立原道造


「本当に、何があっても側にいてくれるのか？」

不安そうに揺らぐ彼の瞳。
しかし貴方が「勿論だよ」と云うと嬉しそうに細められました。



芥川銀


「私も時雨さんの側にいさせてください」

一人で抱え込むことが多い貴方のことが彼女は心配なんです。
彼女を安心させるために、もう少しだけ力を込めましょう。



国木田独歩


「俺は泣いてなどいないからな」

自分よりも一回り小さい貴方を抱き締め返し、顔を見られないように首もとに埋めます。
鼻をすするような音には聞こえない振りをしましょうか。

体の弱い夢主が子供を産む前に「大事に育ててくださいね」と云い残し、息を引き取ってみた (ルイ様リクエスト)→←霊感を持つ夢主が文豪に「貴方の隣に誰かいるよ？」と云ってみた (ウミソラ様リクエスト)

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