文豪たちの反応調査記録 其の拾 【リクエスト停止中】

夢主が「生きてるってこと証明できなければ死んでしまっているのと同じなのかな・・・」と儚げに云ってみた (怜希様リクエスト) ページ21

中島敦


「そんなことないです！」

「僕は今を生きている時雨さんと話してるんです」と云います。
死んでる人とは話せないですからね。



太宰治


「君が云う生きている証明って何だい？」

そうして聞かれると答えられないですよね。
そうしていると彼は「笑えるし、話せるし、泣ける。此以上の証明なんて必要ないだろう？」と云いました。



江戸川乱歩


「辛気くさいの禁止！ほら、行くよ！！」

貴方の儚げな雰囲気を感じ取った彼は貴方を街に連れ出します。
少し強引ですが貴方は自然と笑えていました。



芥川龍之介


「死人とは違う。時雨は・・・温かい」

もう死んでしまった人とは違って、貴方を抱き締めると優しい温もりを感じるんです。
此の温もりこそが生きている証明ですよね。



中原中也


「手前は生きてる。悩むってのは生きてる奴の特権だ」

「だからずっと悩んでろ」と突き放します。
悩みこそが生きている特権だと云うのなら、悩んでいる間は生きている実感を得られますから。



フョードル・ドストエフスキー


「貴方が生きている証明・・・ですか。僕が其れでは駄目ですか？」

彼が一番好きなのは、彼の隣で笑って生きている貴方ですから。
彼が貴方を愛している間は、貴方は確かに生きているんです。



黒の時代 太宰治


「違う。誰の記憶の中からも存在が消えることが本当の死だ」

「私が時雨を覚えている限り、時雨は生きてる」と貴方を抱き寄せました。
貴方の温もりを忘れてしまわないように、強く強く。



織田作之助


「本当の死人はそんなことを考えない」

中原さんと同じように「悩むことは生きてる人間だからこそできることだ」と云います。
悩みの不安で押し潰されそうになったって大丈夫ですよ。
貴方を支えてくれる彼がいますから。



ゲスト


末広鐵腸


「よく解らないが、腹が減るのは生きているからだろう」

彼は無表情で貴方の口に羊羮(めんつゆがけ)を押し込んできます。
「不味っ、」と顔をしかめると「味を感じるのも生きているからだろう」と云われました。



国木田独歩


「・・・何を小難しいことを悩んでいる」

顔を歪めて仕事の書類で軽く頭を叩きます。
「何時も明るいのがお前の売りだろう・・・早く何時も通りに戻れ」と云いました。

絵に描いた物を実体化させて操る力を持つ夢主がおちょくられて「似顔絵描くぞ！！」と云ってみた (怜希様リクエスト)→←夢主が妊娠中に異能を使ってみた (りん様リクエスト)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す