文豪たちの反応調査記録 其の漆

包丁さん夢主が自分の最期の時を思い出しながらサンホラの『輪廻の砂時計』を歌ってみた (月華様リクエスト) ページ40

包丁さんについて

見た目は十代の少女で、不老不死。
包丁を持っている間はデフォルメっぽい見た目になります。
呼び出したヒトに「切れ」と云われたものならなんでも切ることが出来る・・・って感じです。

最期の時、っていうのは、人間から包丁さんになる時の感じでいきます。
誰か私に説明の才能を・・・←






中島敦


「真夜中に死ぬのは・・・寂しいですよね」

想像してみたのか、彼は小さく溢します。
「ならどんな時に死にたいの？」と聞くと「お茶漬けを食べた後？」と答えました。



太宰治


「君と一緒に死ねるならいいのだけどねぇ・・・」

不老不死なので、そういうわけにもいきません。
彼が心から心中を望んでいるのは貴方だけなんですけれどね。



江戸川乱歩


「そんな悲しそうな顔せずに笑ってよ」

彼は貴方の笑顔が好きですから。
首をくすぐられて貴方が笑うと、彼も笑顔になりました。



芥川龍之介


「・・・最期、か」

自分の最期は、案外近いのかもしれない。
そう考えて「其の時はせめて、貴様が傷つかぬように消えよう」と少しだけ笑います。



中原中也


「俺も、どうせ死ぬなら朝がいいな」

「ま、夜に浸ってる俺の我が儘なんざ通らねぇだろうけど」と云います。
そんなことありませんよね。
闇の中にいたとしても、彼はとても優しいんですから。



フョードル・ドストエフスキー


「僕が死ぬ時は貴方の腕の中にしましょうか」

何人もの人の死を見届けてきた貴方にとって、彼の死に際を想像することは容易でした。
悲しくなって泣き始めると、彼は慌てて貴方をあやしにかかります。



ゲスト


樋口一葉


「まだ・・・死にたくはないですね」

彼女にはやりたいことも、やらなきゃいけないことも、まだまだありますから。
彼女を死なせないように守るのは貴方の仕事ですね。



尾崎紅葉


「苦痛なく死ねるのが一番じゃがな・・・」

安楽死、ですかね。
でも、此の裏社会で其は難しいことです。
其を理解していても・・・やっぱり、苦しいのよりも楽なのを望んでしまいます。

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