【ONEPIECE】月が綺麗だと、そう言って2【トラファルガー・ロー】 (ページ22)

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21.狼の呪いを解くのは③ ページ22

－ローside－

A「グゥウウウウヴヴヴ！！！」

領主「さあ殺せ！A！」

黒狼になったAが俺目掛けて猛突進してくる。

ロー「ッ！room、シャンブルズ！」

自分と近くの家具を入れ替える。
入れ替えた家具はAの突進により粉々になっており判断が遅れていたらと少し冷や汗がでる。

そう考えているとAが大きくジャンプし、俺の上から攻撃を仕掛けていたので再びシャンブルズで場所を変えると、
まるで移動するが分かっていたかのようにシャンブルズ下俺を襲ってきた。

ロー「カハッ……。くそ！」

攻撃するしかねェのか…と目の前の狼に頭を悩ませていると、ぽと…ぽと…と水が降ってきた。
上を見上げると狼の目から大量の涙が出ていた。

A「もう…いいんです、にげて、ください」

ロー「A…。」

A「船長を…傷、つけたくない、です…。だから…もう、捨てて下さい…」

自分より俺たちが大事だと泣くAに俺は苛立ち歯軋りした。

ロー「馬鹿言ってんじゃねぇぞ！！俺は、俺の船に乗ったクルーを見捨てねェ！！」

だが、泣けるくらいこいつの意識がハッキリしてるなら活路はある。

ロー「A…少しでいい。動きを止めてられるか？」

死ぬほどだと言う激痛を、こいつが耐えてくれるのなら…

A「船長の、為ならば！」

こいつを解放できる！！！

ロー「シャンブルズ」

領主「なっ！！」

能力で領主の前に移動する。

領主「A！こいつを殺せ！！」

A「グルルルルルゥゥウウウヴヴ！！」

Aが俺の言葉に従って激痛を堪えて動きを止める。
早く終わらせてやらねぇとな。

ロー「殺す前に一つだけ聞く！！この悪魔の実を誰から貰った！？」

領主「！な、なにを！これはだれにも…」

ロー「じゃあなんで仮契約のままなんだ。」

領主「か、仮契約…？どういうことだぁ！」

ロー「お前があいつの首に刻んだ呪いは仮契約だ！本当の契約じゃねェ。」

領主「なんだと！？いや、でも、あのお方が嘘をつくはずが！！！」

ロー「答えろ！誰から手に入れたんだ！！」

さもなくば今すぐ殺すと刀を首に沿わせるとか細い声で領主が答えた。

領主「ドンキホーテ、ドフラミンゴ様だ…」

ロー「！！！！」

領主「あのお方があの実を誰かに食べさせてでこの島を支配しろと！」

ロー「…そうかよ。」

殺されないとでも思ったのか安堵の表情をする領主に能力を使う。

ロー「じゃあなクズ野郎。…room」