14話 ページ20
寂雷「本当に申し訳ありません、今の私の技量では如何することもできません」
深々と頭を下げる寂雷
一郎「いえ、こちらこそ、ありがとうございました」
うつむきながら答える一郎
一郎「少し、Aと二人にしてもらえませんか」
Aの手を握りながら、二人にしてくれと、言う一郎、その姿はいつも元気のいい一郎ではなかった
ガラガラ、パタン
全員が出て行った後
一郎「Aッ、ごめんッ、俺兄貴なのにAの事全然見えてなくて、見なきゃいけないのに、目逸らして、見ないふりして、ごめんッ！許さなくていい、恨んでもいいっ、だから！頼む、目を覚ましてっ、頼むから」
手を握り、懇願する一郎
その姿は、月の光に反射し、とても悲しく、それでいて美しいものだった。
スッ
誰かが一郎の頬をなでる、その正体は
A「いち、ろ」
一郎「A！ごめんッおれッ」
フルフル
A「いち、ろ、わ、たし、ずっ、と、さみし、かた、そ、だん、した、かった、つらか、った！」
チューブが入りうまく喋れないA、それでも一生懸命想いを喋る
A「ず、っと、じぶ、ん、が、ほ、んと、の、かぞ、く、じゃ、ない、から、、あい、さ、れ、
ない、んじゃ、ない、か、って、おも、ってた、わ、たし、あ、いされ、て、た？、ほ、んと、のか、ぞく、だっ、た？」
一郎「もちろんっ！当たり前だろ！おれたち、4人はっ最強の家族だからな！」ニッ
涙を流しながら笑う一郎
A「うんッ」
涙を流しながら笑う二人
一郎「今、先生呼んでくるからな！」
コクッ
数分後
ガラガラ
寂雷「今、チューブを外すね」
テキパキとチューブを外す寂雷
寂雷「暫くは、声がかすれると思うけど、明日には治るよ、あと、絶対安静と、全治２、３か月だからね、くれぐれも！安静にね」
A「はーい」(二回言った汗)
左馬刻「ヨォ、漸く目を覚ましたか、ミイラ」
ミイラと呼ばれても仕方ないくらいAは包帯グルグルだった、腕から手、首、脚、お腹、胸部、頭、全てに包帯が巻かれ、もはや、ハロウィのコスプレなのではないかと思う程に
A「ほんと、ミイラだよね、こんなに巻く必要ないのにね」
理鶯「いや、これでも包帯の量としては少ないほうだ」
A「医学の観点からしたらそうかもだけど、私からしたら、多過ぎなの、これじゃあ、ホントただのミイラだよ」
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琉羽珠(プロフ) - いえいえ！ご指摘ありがとうございます！しっかり訂正させていただきました！ (2020年12月28日 19時) (
レス) id: 17f1310539 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - この２つは、ちょっとおかしいので、訂正した方がいいと思います。それでいいのなら良いですけど。人の作品に口を出してしまい申し訳ございませんでした。 (2020年12月28日 19時) (レス) id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
琉羽珠(プロフ) - わかりました！それも直します (2020年12月28日 19時) (レス) id: 17f1310539 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - それとIQですが、平均的には100前後が一般的なIQです。300？研究室に連れて行かれますよ。今までの人の中で最も高いIQでも100後半しかなかったはず。うろ覚えですが。せめて200にしましょう。それでも異次元レベルですので。 (2020年12月28日 19時) (レス) id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
琉羽珠(プロフ) - わかりました！ご指摘ありがとうございます！ (2020年12月28日 19時) (レス) id: 17f1310539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉羽珠 | 作成日時：2020年9月29日 21時
