金髪美女の海賊 5

航海170日目 ページ6

side You


船「準備ええ？…始め！」
島「先手必勝！オラァ！」

やっぱり突っ込んで来た
開始の合図と同時に強く踏み込み一気に距離を詰められる

予想出てきてたし余裕で躱せるけど

『相変わらず猪突猛進やねぇ、よっと』

後ろに後退しながら足元に打ち込み進撃を止める

島「ッ…危ねぇ。けどまだまだぁ！」ﾀｯ
『ちょ…』ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

タイミングよく移動し距離を詰めてくる
中々的が定まらない

『くっ…』

ここまで詰められるのは不味い…
定まったと思って撃ってもその瞬間躱され、さらに距離が縮まる

島「はぁぁあああ！！」ﾋｭﾝｯ
『…』ﾀｯﾀﾝｯ

隙を狙わんと

『…』ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ
島「くっそ…」ﾀｯﾀｯﾀﾝｯ

さっきのナイフを振る直前、それから攻撃した直後かな…

後者はさっき見た感じ気合いとか野生の勘みたいなのが働いてて躱される可能性あり
前者もそうかもしれへんけど、ギリギリならいけそう？

賭けるなら前者やな

島「はっ！よっ…と、オラァ！」
『っ…』

志麻くんの怒涛の攻撃を躱しながら態と隙を見せて大きな攻撃を待つ

島「はぁっ！！」
『ヤバっ…』

カンっと言う音と共に銃が片方弾かれた

躱しきれへんかったもん
攻撃重いし…

まぁ、作戦に変更は無いしええか

島「もらったぁぁあ！！」

来たっ…！！

行動の変更が効かなくなるタイミングを見計らい志麻くんの懐に飛び込みながら太腿のホルダーからナイフを抜き去る

『ッ…！』
島「なっ！？」

そのままの流れで振り抜く

島「イ、ッ〜」
船「そこまで！！勝ちはせん子ちゃんやな」
島「くっそー、いけると思ったんやけどなぁ」
し「始めは押しててんけどな、結構ピンチやったやろ？」
『うん、危なかった…』

もっと頭使って攻めんとな

『もっと頭使って攻撃出来るようにせんとやなぁ』
し「これ以上頭使ってとか無理やろwただでさえ相手の行動パターン10何個か予想して動いてんのに」
船「凄すぎひん？」
島「時々攻撃が先回りされてんのはそういう事かぁ」

しま子ちゃんからそれ以上やったら超人に入るし止めとき、と言われたので渋々頷く

超人って聞くと筋肉ムキムキの人とか変人のイメージがあるしなりたいとは思えへんなぁ









To Be Continued

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