航海183日目 ページ19
side You
う「飛び出すまで何秒かしら?」
さ「さぁ?でも、早かったのは分かった」
一応様子を見に行ってもらうべく、しま子ちゃんに追跡を頼むと分かっていたかのように飛び出して行き、暗闇の中に消えた
坂「良かったん?」
船「まったく良くないよ。単独行動ほど危険なもんは無い」
島「場所分かってんのに、態々生かせる必要あったか?」
勿論ある
でなければ大切な相棒を危ない所に態々行かせるわけが無い
『不測の事態を起こさない為の対策』
う「それと、敵になる人達の人数の把握」
さ「しま子なら気配隠すのも情報収集も得意やから、適任なんよ」
そう言うと志麻くん達は成程と納得してくれたようで、次の行動を考えてた
浦「はぁ…すまねぇ」
『ん、落ち着いた?大丈夫?』
浦「あぁ…」
さっき迄取り乱していたうらたんは完全に落ち着いたらしい
まだ顔色が優れないのが気掛かりだし、もうちょっと此処に居た方がいいか
あれは伯爵家の家紋が入った馬車だ
という事は伯爵家の客人
あんな厳つい人達が
それにうらたんのあの反応、あれは異常だ
そういえば、前に聞いた船長さんの話にも気になる所があった…
今気にしてもしょうが無い
後で考えよう
島「うらさんは帰った方が」
浦「いや、大丈夫だ」
さ「ほんま?無理せんでも…」
『いや、一緒に行った方がええ』
船「せやね、此処を通る奴らが彼奴らだけとは限らへんから、付き添いと帰ったとしても出会い頭に襲われたら助けられへん」
う「そうね…浦田何かあれば言って」
うら子ちゃんは溜め息を吐いてうらたんの頭をポンッと叩いて立ち上がった
う「今日はこのまま休みましょ。早朝には出発して目的地でしま子と合流」
それに合意して皆それぞれ木に凭れたり、そのまま横になったりして寝始めた
因みに私は見張りだ
『あ、これ…』
誰か来ないか見張っているだけでする事も無いので、辺りを見回す
すると焚き火に使った木を拾ったのと反対の方向にとんでも無いものを見つけてしまった
『夾竹桃…』
この植物は燃やした煙にも毒素が残る
危なかった
もし燃やしてたら此処が地獄絵図の様な状態になってたかも…
想像しただけで背筋が凍る
『花言葉は確か…危険、油断しない』
危険…
まるで私達に危険を知らせてる様な…
そんな感じがする
まぁ、気がするだけなんだけど
To Be Continued
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純奈(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品が面白くて、最初からいっきに読みました!大変な事もあると思いますが頑張ってください!更新を楽しみにしています!! (2020年5月8日 3時) (レス) id: 653fe62b39 (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 話しやすい方がいいですよね。しんどいだけですから(マイペース人) (2019年12月20日 16時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。(タメでいいのにと思ってしまったことは書かないでおきます) (2019年12月4日 11時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 初めまして!コメントさせていただきます!お話の構成がすごくて、繰り返し読ませていただいています!これからも更新、頑張ってください!(推しの話や……!) (2019年11月26日 16時) (レス) id: 21491b69d7 (このIDを非表示/違反報告)
kuria(プロフ) - はじめまして!面白すぎて1日でここまで来てしまったw更新頑張ってください! (2019年11月5日 21時) (レス) id: 3b6c9a1b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アシアト | 作成日時:2019年10月29日 22時