金髪美女の海賊 5

航海179日目 ページ15

side you


あの日から2週間とちょっと

うらたんはさか子の管理の元、規則的な生活で普段通りの元気を取り戻した

うら子との約束があったらしくうらたんは「これで文句はねぇだろ？」言っていた

そして今居るのが例の島だ

坂「天気も相まって廃国みたいやな」
し「坂田ちゃうで、みたいや無くてマジもんの廃国や」

国の様子は言わずもがな人も街も廃れ、栄えているはずの港に人っ子一人居ない

船「不気味なところやねぇ」
島「滅びた国…成程、取引には持って来いの場所って事やな」
う「この広い国の何処で取引されてるのかしら、そこから探さないとね」
さ「聞き込みって言っても人おらへんし」
浦「方法がねぇ」

その通り
人に聞かへんとこの広い中で1つの場所の特定など不可能だ

けど、私は心当たりがある

『いや、ちょっと遠いけどすぐ着くわ』
し「やろうな。流石せん子」
う「そこは何処？」

あ、ここからやと反対側や

『ここから反対側の港の隣の領地』
浦「おいおい、物凄く遠いじゃねぇかよ…。反対の港に停めてくれって言いに行ってくる」
し「おん、頼むわ」

ごめん、もうちょっと早く言えば良かった




という事で港に着いたわけやけど

さ「あれは生きとると思う？」
う「生きてなかったら、外で座ってる遺体があちこちにあるって事になるけど？」
し「何それ、カオス」
『嫌やな』

生きてはいるけど、餓死寸前…

浦「おら！喋ってねぇでいくぞ！」
島「おー」
船「ひとまず、あの人らは無視やな」
坂「後で何とかしてやりたいわ」

それにしても、海賊が現れても逃げようとしないあたり頻繁にそういう人が来てるという事
この港を経由して…

読みは当たってた

し「せん子？どうしたん？」
『何でもないよ』
船「置いてかれてまうよ」
『それは嫌やなw』

先に降りてしまった皆の後を追い降りると視線が一気に集まった

『うわぁ…』
う「あはは…」

目的地にはここから城のある方にに向かっていけば着くはずだ

坂「視線が嫌や！ムズムズする！」
島「仕方ないやろ」
浦「さて、せん子道案内頼むぞ」
『任せて。領地を跨ぐからかなり距離はあるけど、お城に向かっていけば着けるよ』
船「やったらはよ出発しましょ」

予め、時間が掛かるだろうとテントとか色々積んである荷車を用意された

ジャンケンでさかたんが持つ事になり騒いでいた









To Be Continued

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