Fragment203 ページ3
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朱「海ちゃん、この子達は?」
海「あぁ、同じクラスで友達の榎本Aちゃんと
伊藤沙耶だよ」
沙「なんで私だけ、ちゃん付けじゃないの笑」
海「え?ダメだった?」
沙「別にいいけど…てか、私は友達じゃなくて、あくまでクラスメイトだから!」
海「うん、知ってる」
沙「……ねぇA、この人なんとかならない?すごくイライラする」
そう言って、海人くんに指を指しながら、私にしがみついてきた。
私は苦笑いしながら沙耶の頭を撫でる。
沙「…ほんと海人くんはAに甘すぎ」
海「え?俺はただのAちゃんの大切な友達なだけなんだけど笑」
朱「…へぇ、3人とも仲いいんだね!隣のクラスだけど私も今後、関わるかもだから、よろしくねAちゃん、沙耶ちゃん!」
沙「あ、うん…よろしく笑」
私はメモに書くか少し悩んだけど、書かずに笑顔で頷くだけ頷いた。
朱莉ちゃんって子…まだ、どういう子なのか、わからないけど、いい人そう…
海人くんの幼馴染みだけあって元気がいい。
それに、サラサラとした綺麗なロングヘアーで、
スタイルもよくて、私より背も高くて…
見るからに、完璧な子だった。
朱「ねぇ海ちゃん、この後、暇?ここの学校案内してほしいんだけど。あと一緒に帰ろ」
海「えぇ、そんなの同じクラスの人に頼んでよ」
朱「だって5年ぶりなんだよ?海ちゃんと久しぶりに話したいし、それに海ちゃんのお父さんお母さんと彩海ちゃんにも挨拶したいし!」
海「…わかったよ笑」
朱「ありがとう!海ちゃん!!」
海「だから、その呼び方やめろ!」
……なんかもう、2人の世界に入っちゃったよ。
まぁ、5年ぶりなんだから、話したい事も沢山
あるよね。
海「…それじゃあ、また明日ね」
朱「ばいばーい」
そう言うと、2人は教室を出ていった。
海人くんに女の子の幼馴染みがいたなんて驚い
たな…
沙「私…朱莉ちゃんのこと苦手かも笑」
私も…仲良くなれそうで、なれない気がする笑
でも、今後も関わるはずだから仲良くしなきゃ
だよね。
きっと今頃、海人くんがわたしの声の事も言って
くれてるかもしれないし。
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時