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その42 ページ43
承之助side
カタ…と何かが動く音が聞こえた。
僕は急いで、雫葉さんの部屋へ向かった。
しかし遅かった。
もうDIOが居て、雫葉さんは……記憶を抜かれた後だった。
僕はカタカタと震えた。
恐怖でしかなかった。
僕は……雫葉さんを護れなかったッ！！
この手で護ると…誓ったのに…！
「承之助」
DIOが僕の名を呼ぶ。
僕は小さくも返事をした。
そして、DIOは僕に近づきこう言った。
「……何を怯えている？_______ああ。記憶を無くすのが怖いのだな？何、心配することは無い」
DIOは僕の頭の上に手を置き、僕の記憶を抜き取ってしまった。
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僕の記憶は、全て無くなってしまった。
僕は“前”の一条寺 承之助では、無くなった。
DIO様が優しく微笑む。
僕は…受け入れてしまったのだ。
「さあ、承之助…雫葉。私と共に来てくれるね？」
『「はい、DIO様」』
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作者名：おバカな傀夢&歌詞無 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2018年3月29日 12時
