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五人程の兵士の中にアルバはいなかった。
レオの方にいることを前々から知ってるので、
俺は別になんとも思わないが。

もう既に知っている事を聞かされるこの時間。
とても退屈で仕方が無く、
早く訓練してぇなぁ、と苦笑したのであった。





───





案内が終われば一人一人書類を渡される。
配属先が書かれている物だ。…あの頃と同じだな。
それを確認してから、昼になれば午後の訓練の為に昼食を取る。

アルバとレオの方がまだ終わっていないらしいので、
俺は一人でもぐもぐと食べては、日当たりが良くなってきたのを見て、中庭へと足を進めた。
花に水をやるくらいなら短時間で終わるからな。






「ひとらんらんさー、ん?アレ、いない」


そんなこんなで中庭にやってくるも、
ひとらんらんさんの姿は無く、忙しいのかと納得する。
俺は如雨露を取っては水を組み、自身の育てるアセビを見る。


「…やってけっかなぁ」


これから色々と状況が変わるから心配だな。
そうぼやきながら、俺は汲み終わった如雨露を手に取り、
俺が育てている花だけでなく、ひとらんらんさんの物にも掛ける。

案外こういうのは心が穏やかになれるから良いよな。
なんて、頬が緩むのを感じながら、
こっちを見る外道丸に、お前も水要る?なんて如雨露を揺らした。



「ブルルッ」
「…へっ?うわ水ねぇじゃん。全部飲んだのか。
暑いからな、入れといてやるよ!」





.








水やりを終えたその後、集合時間に間に合うように訓練場に向かうと、既に数人かいて。
そわそわしているソイツに話し掛けて時間を潰した。


時間キッチリ、開始されてはまず訓練内容を説明され、
うげっと嫌そうな顔をする者、やる気で満ち溢れている者、
それぞれの反応を見ながら、俺は言う通りに動いた。




「A早いねぇ…」
「すげぇだろ!」
「うん、凄い…」



やはり俺の方が慣れているからだろうか。
同じ配属になったレオと話しながら思う。

レオを越して先に訓練を終えれた俺。
レオは息を荒らげていて、俺にはまだまだ余裕がある。



「(…俺、本当に強くなったんだなぁ)」



あの頃を思い出しながら、比べようもないなと思う。
…いやぁ、やっぱ経験の差とか幼い頃からやってたりとか。
効果はあったんだな、俺嬉しい!



…いや、まぁ、一番影響したのは、
兄さんに戦い方を教えてもらった事だろうけど。

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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます! (8月15日 12時) (レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです!!また更新されることを願っています! (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい! (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか!?!?!?一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう!!!!! (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショイ太郎 | 作成日時:2020年5月29日 8時

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