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「いっやーお前さん新兵だったの？こんな図々しいのに？？マジか？」
「バリバリの新兵。でもオジサンより強ぇ自信あるぜ？」
「おっと？？おじさんをナメてんなテメェ？？？」
「ソンナコトナイヨー」
「カタコトなんだよなぁ」
最初っから絡みやすいアルバとそう駄べりながら、
残りの飯を口の中に頬張る。
気持ち悪いと言った俺に泣き真似をした此奴だったが、
医療部隊としての目があるからな、多分違う事はわかっている。
それでも追っては来ずに適度な距離を保って構ってくれるモンだから、
おじさんおじさん言われるんだよなぁ。
新兵だと疑われなかったのは此処に来る人は私服の人が多いからだ。
いつ襲われるか分からねぇから着てた方が良いんじゃねぇかって思うけど、此処のセキュリティはガバガバじゃないからな。
強者の余裕ってやつだよ(知らねぇけど)。
「アルバは何処に配属してんだ？」
「俺？…おじさんは神さんの下、、って言ってもわかんねぇか。
神さんは『しんぺい神』っていう人なんだがな？
その人はこの軍の軍医でな。医療部隊として手先が器用なおじさんが選ばれました、凄いだろ？」
「自慢がウザイ」
「アレお前俺と初対面だよな？？？」
うっかり配属先を知ってるような事を言っても大丈夫な様に配属先を聞くと、滅多に表に出ないしんぺい神さんの事も聞くことが出来た。
これで多少はしんぺい神さんの名前を出しても平気だな。
心底不思議そうな顔で俺に言うアルバに笑っていると、
アルバはうーんと頭を悩ませて、口を開く。
「…お前、俺と会ったことある？」
…。
「何でそんなこと聞くんだよ？今互いに初めて名前知ったろ」
「…そー、だよなぁ？いや、ここまで話しやすいと、ちょっとな」
「後輩を怖がるのか？！」
「そんな吃驚した顔しなくても良くないか？！」
それもそうだな、と笑ってやると、
会ったばかりなのに呆れた顔をされる。
…その頃に飯を食べ終わった俺は、
そろそろ部屋帰るな、と立ち上がり、お盆を持ち上げると、
アルバに待てよ、と引き止められる。
「…どうしたおじさん」
「……いや、悪ぃ。…あんま抱え込むなよ？……おやすみ」
何かを言おうとして口を閉じればそう言うアルバに、
あの頃の面影を感じて、変わらなかったんだなぁと思う。
「あぁ、おやすみな、アルバ！」
そう言って、俺は食器を返し、食堂から立ち去った。
.
( 何度も会った。…なんて、言える訳ねぇだろ )
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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます！ (8月15日 12時) (
レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです！！また更新されることを願っています！ (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか！？！？！？一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう！！！！！ (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月29日 8時
