【歌い手】I LOVE My HOME【まふまふ】

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こっちにきて、早一週間。



かなちゃんも間に入ってくれて、少しはお話しできるようになった


「結城さん、ココア作ったんですけど、いりますか・・・？」

お世話対象の結城さんは作詞作曲などをしているらしい

いつも作業中にココアをいれると喜んでくれる

最初の頃はすごかったなぁ・・・・


＿回想＿

「あ、あの、えっと、結城、さん！」

まふ「ひっ！！？は、はい！！？」





「こ、ココア、いれたんですけど・・・お仕事中でしたか？」

まふ「こ、ココア！！？」

え、苦手だったかな！？

私の好きなものがココアだったからいれてみたんだけど・・・



すると、ぼろぼろと泣き始める結城さん

「え！？え！？ど、どこか痛いんですか！？」

まふ「ち、ちがっ・・・・」

これは喜んでる、のかな？

ココアを差し出して、少しずつ飲んでいる相川さんの背中をゆっくりさすってあげる

まふ「うっ・・・・うぅっ・・・」



＿回想終了＿


それからかな

ココアを出す時間はまふまふさんが作業を唯一休憩する時間、という感じになってる


その間は、少しずつ、少しずつ、ココアを飲みながら



まだまだ浅い私たちの仲を深めていく時間


二人で向き合いながら、少しどもりながら、

他愛もない話をする。

でも、今日は・・・


「結城、さん？」


まふ「んー・・・〜♪・・・」

すごい集中してるなぁ・・・

どうしよう


まふ「んー・・・」

悩んでるのは、歌詞？？

見るところ、文字数が足りないみたい

恋愛曲かあ・・・それは結城さんすごく悩むね！


「好き、ってはっきり言うんじゃなくって、逆に大っ嫌いも、ありじゃないでしょうか？」


まふ「ん・・・？








うわああああぁあぁ！！？あ、あ、三日月さん！？」


「す、すみません・・・！！すごくなやんでたみたいだったから・・・」

まふ「大っ嫌い・・・」

「愛情の裏返し、ってやつです。照れ隠しなんかにも言いますよね

曲はＰＶがつくんだったら、大っ嫌い、も、ありなんじゃないでしょうか・・・？」

まふ「なるほど・・・・！！あ、ありがとうございます」

「いえいえ、それで、悩みも解決したので、少し休憩しましょう！

結城さんは頑張り過ぎですよっ！体壊しちゃいます・・・」


まふ「っはい・・・！！」








また、結城さんのことを知っていく


”ゆっくりと、お互いの事を質問して答える”


幼稚な行為かもしれないけど





私たちはそれをするのがかけがえのない大切な時間

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