検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:61,922 hit

15ページ ページ15

「兄さん、ナルシストだったっけ?」

「兄貴、キモい」

「あ”ぁ?」


裕也、今の言葉はまずいね。本当、轢かれるよ、焼かれるよ。


「兄さんはかっこいいよ」

「だよな」


兄さんは私の顔を手で覆い、額を合わせる。
こんなに近いとそれなりに緊張するな。だって、兄さん本当にイケメンだもん。





「おはよ〜」

「おせーぞ、A」

「お出迎えありがとう、修造。じゃあ、行こ」

「おい、話聞いてんのか?」


私は修造の手を握り、学校に向かって走る。体育館に先に来てたのは、赤司君だった。


虹村Side

「赤司は毎日、偉いな」

「赤司君、おはよう」

「あ、先輩方おはようございます」

「君はいい子だね」


Aが赤司の頭を撫でる。そのとき、赤司の顔がほんのり赤くなって、柔らかい笑みを浮かべてたのは俺しか知らない。


「おい、A。赤司にはやって、俺にはやんねーってどーいうことだ?」

「修造も撫でて欲しいの?」

「ああ」


俺の方がAのそばにいるのに、なんで簡単に他のやつにそんなことすんだよ。
俺が黙って、うつむいてるとAが優しく微笑みながら、俺の頭を撫でてくれる。


「修造も可愛いとこあるじゃん」

「うるせー」

16ページ→←14ページ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
174人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちかぱん(プロフ) - めっちゃ虹村先輩かっこよすぎます……もう続き書かないんでしょうか、、めっちゃ気になります! (2017年3月23日 16時) (レス) id: 0e9fe126f4 (このIDを非表示/違反報告)
イグナイトw - 虹村先輩すごく格好いいです!続き楽しみにしてます! (2016年6月28日 23時) (レス) id: 9c85e4ef57 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 面白かったです! (2016年3月21日 6時) (レス) id: bf499f608d (このIDを非表示/違反報告)
紫音*(プロフ) - 騎月ナイトさん» 宮地さんがシスコンだったらなと思うと本当羨ましいです。 (2016年1月24日 9時) (レス) id: 29fc5c1399 (このIDを非表示/違反報告)
紫音*(プロフ) - ⊃ Hana.**⊂さん» いつも見ていただきありがとうございます。これからも頑張りますね。 (2016年1月24日 9時) (レス) id: 29fc5c1399 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カトリーナ | 作成日時:2015年12月18日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。