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「兄さん、ナルシストだったっけ?」
「兄貴、キモい」
「あ”ぁ?」
裕也、今の言葉はまずいね。本当、轢かれるよ、焼かれるよ。
「兄さんはかっこいいよ」
「だよな」
兄さんは私の顔を手で覆い、額を合わせる。
こんなに近いとそれなりに緊張するな。だって、兄さん本当にイケメンだもん。
*
「おはよ〜」
「おせーぞ、A」
「お出迎えありがとう、修造。じゃあ、行こ」
「おい、話聞いてんのか?」
私は修造の手を握り、学校に向かって走る。体育館に先に来てたのは、赤司君だった。
虹村Side
「赤司は毎日、偉いな」
「赤司君、おはよう」
「あ、先輩方おはようございます」
「君はいい子だね」
Aが赤司の頭を撫でる。そのとき、赤司の顔がほんのり赤くなって、柔らかい笑みを浮かべてたのは俺しか知らない。
「おい、A。赤司にはやって、俺にはやんねーってどーいうことだ?」
「修造も撫でて欲しいの?」
「ああ」
俺の方がAのそばにいるのに、なんで簡単に他のやつにそんなことすんだよ。
俺が黙って、うつむいてるとAが優しく微笑みながら、俺の頭を撫でてくれる。
「修造も可愛いとこあるじゃん」
「うるせー」
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ちかぱん(プロフ) - めっちゃ虹村先輩かっこよすぎます……もう続き書かないんでしょうか、、めっちゃ気になります! (2017年3月23日 16時) (レス) id: 0e9fe126f4 (このIDを非表示/違反報告)
イグナイトw - 虹村先輩すごく格好いいです!続き楽しみにしてます! (2016年6月28日 23時) (レス) id: 9c85e4ef57 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 面白かったです! (2016年3月21日 6時) (レス) id: bf499f608d (このIDを非表示/違反報告)
紫音*(プロフ) - 騎月ナイトさん» 宮地さんがシスコンだったらなと思うと本当羨ましいです。 (2016年1月24日 9時) (レス) id: 29fc5c1399 (このIDを非表示/違反報告)
紫音*(プロフ) - ⊃ Hana.**⊂さん» いつも見ていただきありがとうございます。これからも頑張りますね。 (2016年1月24日 9時) (レス) id: 29fc5c1399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カトリーナ | 作成日時:2015年12月18日 16時