【灰崎祥吾】訳あって母やってます。

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視線をそらしながら、もじもじ話す。


「でも、祥吾といるとドキドキしたり……他の女の子とかと一緒にいられるとヤキモチ焼いたりする」


へぇ〜、そんなこと思ってたのかよ。……やべー、にやける。


「それは俺のことちゃんと、男として見てるっつーことでいーんだよな？」

「たぶん ？……」


Aは顔を赤く染めて、首をかしげる。


「お前、本当かわいーな ？……あー もう寝よーぜ。一緒に、な ？」


いやいやだったが、Aは俺と一緒に寝てくれた。

・

ASide

今日、祥吾は機嫌良さそうに部活に行った。よくわからないけど……そういえば、最近女の子と遊んだり、他校の生徒と喧嘩することが少なくなった。


「Aっち ！」


あの時を機によく黄瀬君が私に関わってくるんだよな。あと、Aっち……って、何 ？


「Aっち、何で無視するんスか ？」

「いや、ちょっと考え事してたの」

「そうっスか。いや〜Aっちに嫌われたかと思って、心配したんスよ」


黄瀬君は祥吾と仲が悪いのに何で私とは仲良くするの ？扱い方とかも全然違うし……


「あの今日、一緒にお昼どうっスか ？」


祥吾と食べようと思ったけど、祥吾は虹村さんと……いや、強制的に虹村さんと食べないといけないっぽい感じだし。

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