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突然、後ろから肩に腕を回された。誰だか声で予想はつくけど。
「性格が何だって ?Aチャン」
私は目線をそらさず、虹村さんをじっと見つめた。
「虹村さんは優しくて、頼りになる先輩だと祥吾と話してたんです。ねぇ、祥吾 ?」
祥吾に話を振り、話を合わせるように目で合図した。
「そうかのか ?灰崎」
「まぁーな」
「そうか……って言うわけねーだろ。バレバレなんだよ、嘘ついてんのくらい」
「やっぱり、ばれてましたか」
「で、本当は何を話してたんだ ?」
「祥吾の好きな人は誰かっていう話をしてて、それで私は祥吾は虹村さんが好きなのかなと思って」
そしたら、虹村さんは飲んでいたジュースを勢いよく吹き出した。
「虹村さん、大丈夫ですか ?制服が濡れちゃいましたよ」
私は持っていたハンカチで虹村さんの制服を拭いた。
「本当なのか、灰崎 ?」
「そんなわけねーだろ !」
「でも、虹村さんが祥吾の恋人になってくれるなら、私は喜んで送り出しますよ。その辺の女と違って、虹村さんの方が絶対幸せにしてくれそうだし」
「それだけはありえねーよ !」と祥吾と虹村さんは同時に叫んだ。
「絶対、いいと思ったんだけど」
「お前、頭どうかしてんじゃねーの ?」
「私は祥吾よりもバカじゃないから、大丈夫」
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カトリーナ(プロフ) - りかさん» ありがとうございます。この続きを書くかは考え中です。書くとしたら、高校生活の話ですかね。 (2016年5月6日 6時) (レス) id: 29fc5c1399 (このIDを非表示/違反報告)
りか - 面白かったです。できれば、この続きを書いて欲しいです。これからも更新頑張って下さい。 (2016年5月6日 1時) (レス) id: 260e1eb082 (このIDを非表示/違反報告)
紫音*(プロフ) - みみずくへっどさん» ありがとうございます。みみずくへっどさんがもっと灰崎君が好きになるように頑張ります! (2015年12月13日 14時) (レス) id: 29fc5c1399 (このIDを非表示/違反報告)
みみずくへっど - 灰崎くん大好きです!この作品みて、いっつもにやにやしてます!これからも頑張ってください! (2015年12月13日 13時) (レス) id: f751c0a108 (このIDを非表示/違反報告)
紫音*(プロフ) - ⊃ Hana.**⊂さん» そう言ってもらえると嬉しいです。皆さんに満足していただけるように灰崎君をもっと輝かせます← (2015年12月12日 9時) (レス) id: 29fc5c1399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カトリーナ | 作成日時:2015年12月4日 16時