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『ﾌﾌｯ、とっても可愛い』
ドラコから受け取った包みは私の目とおなじ青色にラメが混ざっている
そして金のリボンとなんともゴージャス
ド｢君のはだいぶシンプルだな｣
壊れ物のように優しく箱を見つめる姿に目を奪われる
あまりに見すぎたかドラコと目が合い慌ててそらした
『派手なのは好きじゃなさそうだと思って…えっと、開けてもいい？』
ド｢構わない。僕も開けさせてもらうよ｣
そっと綺麗に結ばれたリボンを解き包みを剥がす
蓋を開くとガラス製のこれまた美しい形の瓶が
『…これ、は、香水？』
ド｢なんだ、使ったことないのか？｣
『まぁ、お母様の部屋で見たことはあるけど』
箱から取り出すと瓶の中の液体がキラキラと光を反射した
ド｢付けてやる。腕を出せ｣
『腕？』
瓶をドラコに渡し腕を突き出す
ﾎﾟﾄﾝｯと数滴雫が落ちる
ド｢軽く掌で伸ばしてみろ｣
『こ、こう？』
言われた通りにやるとふわっと柔らかい香りが鼻腔をくすぐる
『いい香り…フローラル…じゃあないか』
ド｢ああ、ソープの香りだ。君にはピッタリなんじゃないか、と思って…その………………｣
だんだん声が小さくなり次第に聞こえなくなった
『ﾌﾌｯ、確かに、いつも走り回ってるしお花の香りって感じではないよね』
ド｢君が毎度馬鹿しなければ少しは見合うようになるんじゃないか？｣
『馬鹿って…嫌味さえ言わなければ完璧だったのに』
それよりさ、
このままだと小言を言われそうなのを察してドラコの手元に話題を移す
ド｢ん？あぁ、まだ開けてなかった……ネクタイピンか｣
『ドラコなんでも持ってそうだからすごい悩んだんだけど、どうかな？』
シルバーで蛇のデザインが施されたそれを手に取りじっくりと見つめた
蛇の目にはスリザリンカラーであるエメラルドがキラキラと輝いている
ド｢…君にしては大分マシだな｣
『ﾅｯ、素直にありがとうぐらい言いなよ』
ド｢………………ありがとう｣
『ﾌﾌｯ、喜んでくれたなら何より！』
付けてあげる、と既に留められたネクタイピンを外そうと手を伸ばしたらｸﾙｯと後ろを向いてしまい私の手は宙ぶらりん
ド｢そっ、それくらい自分でやる！｣
何故怒り口調なのかは分からないけど直ぐに付けてくれたことが嬉しくて気にならなかった
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平凡な人(プロフ) - 続編移動おめでとうございます( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆これからも応援します！更新頑張ってください!! (2022年4月20日 14時) (
レス) @page41 id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - 素敵なお話し,更新楽しみにしています。 (2022年3月29日 21時) (レス) @page24 id: eaa010ae17 (このIDを非表示/違反報告)
枝水晶(プロフ) - いつも、癒されております、、！主様の物語、大好きです！！応援しています！ (2022年3月26日 23時) (レス) id: 22c04cac53 (このIDを非表示/違反報告)
花蕾 - 子世代キタァ！めっちゃ面白いです。一気に読んでしまいました!お体に気をつけて更新頑張ってください! (2022年3月26日 15時) (レス) @page20 id: ae229e33a3 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - や、や、や、やっと子世代ダァ！私、このシリーズ大好きです！頑張ってくださいね！ (2022年1月9日 15時) (レス) id: cf1d4c666e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ x他1人 | 作成日時：2022年1月6日 0時
