カゲロウデイズ〜少女視点〜

起床２ ページ7

8月14日の午後12時20分…

私は重たい体をゆっくりと起こすと、顔のすぐそばにおいていたi●honeを覗く。
しかし、そこには何の知らせも無かった。

「今日は何をしようかな…」

私はボンヤリと紙屑が散らばっている床を眺めた。

ー今日することって特に無いんだよね…。

仕方が無いから、i●honeで睦月にメールを送った。

『いつもの公園で待ってるね』

睦月と会うことは私を苦しめる原因となるのだけれど、それでも私は睦月に会いたい。

「よしっ！ちゃんと来なさいよ！」

私は一人i●honeに向かって独り言を喋った。
窓からくる視線を無視して着替えると、周りに落ちている紙屑をゴミ箱に突っ込む。
そして、「いつもの公園」へ向けて走った。

この小説の続きへ→←カゲロウ２

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す