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おそ松目線
「幸せ...?そんな薄っぺらいもん、棄てちまえよ」
突然、上の方から声が聞こえて、俺は上を見た。
他の奴らは見えていないだろうけど、俺には見える。
あの時の野郎がいる。
Aに酷いことした、アイツがいた。
Aを見ると、少し手が震えていた。
怖いんだろうな。
近づこうとしたら、
『ごめん。忘れ物しちゃった!先帰ってていいよ!』
Aは、みんなから離れるように来た道を走って戻ってしまった。それに奴も、ついて行く。
僕はそれを見ることしか出来なかった。
また、Aに酷いことしたら?
Aを泣かせたら?
Aが取られたら?
変なことまで考えてしまう。
こうしてはいられない。
後を追わないと...!
お「俺も忘れもしちゃった〜!行ってくる〜」
俺は言いながら走った。
間に合うといいけど...!
ト「ちょっと!...二人して忘れることある?」
そんな声を無視して、走り続けた。
すると、Aを見つけた。
「A...っ!」
やつは、Aの口の中に指を入れていた。
歯をなぞっているのか...?
そういえば、あのあと歯が尖ってたような...
こいつのせいか...。
恐らく、アイツは人外だ。
今の俺じゃ、かなわないか。
どうしたら...っ!
すると、アイツは俺が着せたドテラを脱がせ口を奪った。
「...アイツっ!」
俺は走った。
アイツは消えてしまったが、Aを助けに。
Aは泣き崩れ、倒れた。
「大丈夫だから」
Aは俺だと気づいて、身を委ねた。
「...心配いらない。大丈夫、俺がついてる」
『...お、おそ松。...もしかして、全部...っ』
お「...見てた。」
『私、酷いところを...』
お「...辛いな。何も言わなくていいから、な?
とりあえず、帰ろ?」
罪悪感でいっぱいだろうけど、俺は平気。
Aが消えなくてよかった。
連れていかれなくてよかった。
それでいいんだって。
アイツとは、いつかいつか
仕返しするから...必ず...!
A、お願いだから負けないでっ
俺が守るから。
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有無(プロフ) - ?.*???月希?.*???さん» ありがとうございます!頑張ります!!(`・ω・´)ゞビシッ!! (2017年11月18日 6時) (レス) id: 71e122c9b2 (このIDを非表示/違反報告)
?.*???月希?.*???(プロフ) - これからも応援しております!!!!!!!!!!!!!!!(`・ω・´)ゞビシッ!! (2017年11月17日 19時) (レス) id: b942457534 (このIDを非表示/違反報告)
有無(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!この世界に入り込んでいただけて嬉しいです!私も、ハッピーエンドになるように頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年5月8日 0時) (レス) id: 0153225cb4 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ぜひともおそ松と夢主ちゃんには幸せになって欲しいです! そして是非ともおそ松に謎の人物を倒してもらいたいです!更新楽しみに待ってます! (2017年4月30日 15時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
有無(プロフ) - みかタンさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです!羨ましいだなんて…///照れます//更新頑張ります! (2017年2月19日 1時) (レス) id: 0967d6f0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有無 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kaen20031/
作成日時:2017年1月3日 3時