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広々としたエントランスで彼は慣れたように何かのボタンを押している
…この床なに？大理石…？
天井も高くて何だかむず痒い
｢し、ショッピくんの家って此処なの…？｣
｢此処のマンションの上階っす。
ワイ以外は居らんからとりあえずシャワー浴びてもろて、身体冷えたら困りますし。｣
｢え、ショッピくん以外居ないの！？｣
｢ワイの親、仕事熱心なんで。
今外国に居るんでほぼ一人暮らしみたいなもんっすね。｣
そんな話を聞きながらエレベーターに乗り
｢塩戸｣の表札があるマンションの一室に入る
｢そこの角にある扉が風呂場っす。
タオルとかは後で出しとくんで
とりあえず今はシャワー浴びてきてください
荷物はワイが置いときます。｣
てきぱきと指示をしながら
私を風呂場へ案内してくれる
ちょっとくらい甘えてもいいかな、なんて思って
荷物を預ける事にした
｢…あ、コネシマに連絡してないや。｣
脱衣所に来て、ふと思い出した
ポケットに入れていたスマホを取り出して｢雨宿りしてから行くね、遅れてごめん｣とメッセージを送る
…ショッピくんの家に来てることは
言わない方がいいかな
それでも早く会いたい気持ちは収まらない
すぐにシャワーを浴びて、彼の元へ向かおうと思った
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ｰｰｰｰｰｰｰｰ
慣れないシャンプーの匂いを纏わせながら脱衣所へ戻ると、バスタオルと着替えが置いてあった
紫苑色の大きいTシャツをワンピースのように着る
脱いだ服は何故か無かったので、シャツと一緒に置いてあった下着も借りてしまった。お母さんのかな…。
サイズも問題無かったし、お母さんと体格が似てるのかも。
お礼を言いたいし荷物も預けたままだし
ショッピくんに会おうと思い
家の中を探すことにした
リビング、キッチン、ダイニング…と
探していくがショッピくんの姿は見つからない
｢ショッピくんー？…ショッピくん？何処に居るのー？｣
知らない家なのもあってか不安がどんどんと募っていく
御手洗でもなかったし、じゃあ何処…？
ふと奥に目をやると
最奥の扉から一瞬光が漏れた気がした
そこに居るかも、と思い
光に吸い寄せられるように扉を開く
｢ショッピく…｣
待たせてごめんね、と紡ぐはずだった口はピタリと止まる
そこは寝室や書斎では無かった
向かい合う人と目が合って、驚きと恐怖からか
ぺたり、と腰を抜かして座ってしまった
…何で
｢…何で、私が居るの…？｣
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ぽやま。(プロフ) - mariaさんコメントありがとうございます！設定はかなり意識してます！気づいて貰えて嬉しいです✨ (2023年2月19日 19時) (
レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
maria - 占い師コネシマ・・・たしかに魔主役の最後のあとがきで祈禱師コネシマっていっていたけれど・・・ (2023年1月16日 1時) (レス) @page42 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 塗さん有難うございます！更新は遅いですが見て頂けて嬉しい限りです！ (2023年1月3日 0時) (レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
塗 - この作品、私のお気に入りです‼️最近寒いので、体調には気を付けて下さいね。 (2022年12月7日 7時) (レス) @page6 id: d1b072df9a (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 朝さんコメントありがとうございます！感想嬉しいです。続きぜひぜひ楽しんでください (2022年5月21日 14時) (レス) @page26 id: 215bd6f50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽやま。 | 作成日時：2022年1月20日 8時
