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｢アンタ、今日も図書館に行くの？
最近ずっと行ってるじゃん…。
何、気になる人が図書館にでもいるの？｣
｢んー、そういう訳じゃないけどさ、
最近仲良くなった子がそこに居るの。
ふぁ…。眠…。｣
｢Aもしかして寝不足？
よく見たら目の下クマあんじゃん、ヤバ｣
｢まじ？｣
たしかに最近毎日図書館に通ってるかも。
それにあの本以外にもEちゃんにお勧めされた本とかいっぱい借りて読んでたから、最近寝るのも遅いし…
友達に言われるまで気づかなかった。
でも、Eちゃんともっともっと仲良くなったんだ。
Eちゃんは私の事なんでも気づいてくれるから。
喧嘩した事とか、テストの点が悪かった時とか
慰めてくれたりアドバイスくれたりして。
でも、なぜか頑なに会ってくれない
｢いつかその時が来たらね。｣ってはぐらかされる
絶対仲良くなれると思うんだけどなぁ…
今日もEちゃんの手紙を探して
いつもの本棚の前でページをぱらぱらとめくる
今日は利用者が私以外に居なくて、
やけに図書室が静かだった
手元で動かす音だけが、小さく小さく響く
｢……Eちゃん、会いたいなぁ…。｣
無意識にぽつりと呟いた
私の胸に落ちていく、ただの独り言。
─────独り言のはずだったのに
｢あぁ…。貴方からそう言って頂けるなんて、
私とても嬉しいです。
本を勧めた甲斐がありましたね。
そうだ、寝不足は治りましたか？
…まだみたいですね。よろしければ
リラックス効果のある紅茶でもご用意しましょうか？
ポメちゃん…
いや、Aさん？｣
───後ろから声が聞こえた
喉がひゅっ、と音を立てて締まる
なんで？なんでこの人が私の所にいるの？
…なんで、私の事、ポメちゃんって…
ページをめくる余裕なんてなかった
急に心臓が早くなって、汗が額に滲む
ゆっくりと後ろを振り向くと、
エーミールさんが立っていた
ほんの少し空いた窓から入る風が
やけにぬるくて気持ちが悪い
｢本当はこんな形で
お会いする予定じゃなかったんですが…。
まぁいいでしょう。
Aさんも会いたいと思っていらっしゃる様なので。
手紙、楽しんでいただけてるんですね。｣
｢…え、ぁ…。
なんで、エーミールさんが…？｣
無意識のうちにぶるぶると震える声を出していた
私の質問を聞くと、
エーミールさんはふふ、と笑って頬を少し赤く染めた
｢そんなのに理由なんていりますか？｣
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ぽやま。(プロフ) - mariaさんコメントありがとうございます！設定はかなり意識してます！気づいて貰えて嬉しいです✨ (2023年2月19日 19時) (
レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
maria - 占い師コネシマ・・・たしかに魔主役の最後のあとがきで祈禱師コネシマっていっていたけれど・・・ (2023年1月16日 1時) (レス) @page42 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 塗さん有難うございます！更新は遅いですが見て頂けて嬉しい限りです！ (2023年1月3日 0時) (レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
塗 - この作品、私のお気に入りです‼️最近寒いので、体調には気を付けて下さいね。 (2022年12月7日 7時) (レス) @page6 id: d1b072df9a (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 朝さんコメントありがとうございます！感想嬉しいです。続きぜひぜひ楽しんでください (2022年5月21日 14時) (レス) @page26 id: 215bd6f50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽやま。 | 作成日時：2022年1月20日 8時
