密室、煙。【syp】 ページ23
(うっすら軍パロ)
日の光が入らない暗い地下
ここなら他人にバレないから、宝物を隠すのに丁度いい。
重い扉を開くと、心做しか甘い香りがした
｢Aさん、俺です。ショッピっす。｣
声をかけると、鎖がじゃらりと擦れる音がした
暗い部屋に入り込んで扉を閉ざす
誰にもばれないように、2人だけの空間を作る
｢俺今日すごい疲れたんすよね。
デスクワークとか、新兵の指導とか…
あ、またグルッぺンさんが逃げ出そうとしてて
ワイ駆り出されたんすよ。まじで人使い荒いっすわ。
ね、Aさんもそう思いません？｣
返事は鎖や布が擦れる音だけ。
何で答えんのやろ、と思っていたら
そういえば…とこの前の事を思い出した
暗くてよく見えなかったが、
Aの口にボールギャグがはまっていた
いやまぁ、俺がはめたんやけども。
Aの口から唾液が溢れて胸元や床が濡れていた
うーわ、めっちゃえろ。
てらてらと輝く唾液が勿体なくて、
首筋に舌を這わせる
彼女の体はびくん、と大きく跳ねた
｢…それ、外して欲しいんすか？｣
そう聞くと、Aは何度も頷く
首の後ろに手を回してボールを口から外すと
潤んだ瞳と相まってさっきより艶めかしく感じる
ぽろぽろと落とす涙も可愛ええ、
その涙も舐めたいなぁ。
そんな思考に被さるように、Aは話しだした
｢…もう、いや。ショッピくん、お願い。私を帰して。
皆に会いたい。…皆と、一緒に居させて…｣
｢は？Aさん何言うてるんすか？
ワイだけじゃ不満なんすか？
ワイが居るからいいじゃないすか。
Aさんが必要なのは俺だけで、
俺が必要なのはAさんだけ。
それでいい。それでいいんすよ。｣
思わず言葉をまくし立ててしまった
…ダメじゃないすか、あんな事言うなんて。
少しムカついたので、煙草を吸おうと思って取り出す
ライターで火をつけると藤色の煙が上がる
｢…や、しょっぴく、吸わないで…｣
彼女は酷く嫌そうな顔をするが、
そんなのは何かを掻き立てる材料にしかならない
ショートピースの煙で自分の肺が満たされる頃には
Aは苦しそうに顔を歪めていた
｢あは、…めっちゃいい。めっちゃいいっすね。その顔。
…Aさんの肺が、俺の煙でじわじわ侵されるなんて、
最っ高じゃないっすか。
…俺にまでそんな顔しないでくださいよ。
愛してますよ。せーんぱい？｣
煙で満たされた肺と部屋が幸せで堪らない。
もう一口、と煙草に口をつけた
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ぽやま。(プロフ) - mariaさんコメントありがとうございます！設定はかなり意識してます！気づいて貰えて嬉しいです✨ (2023年2月19日 19時) (
レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
maria - 占い師コネシマ・・・たしかに魔主役の最後のあとがきで祈禱師コネシマっていっていたけれど・・・ (2023年1月16日 1時) (レス) @page42 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 塗さん有難うございます！更新は遅いですが見て頂けて嬉しい限りです！ (2023年1月3日 0時) (レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
塗 - この作品、私のお気に入りです‼️最近寒いので、体調には気を付けて下さいね。 (2022年12月7日 7時) (レス) @page6 id: d1b072df9a (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 朝さんコメントありがとうございます！感想嬉しいです。続きぜひぜひ楽しんでください (2022年5月21日 14時) (レス) @page26 id: 215bd6f50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽやま。 | 作成日時：2022年1月20日 8時
