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そういえば、
私はあれを見た事がある
確か、あれはトントンの家に
でもおかしいな。今は██の手元にある
村に一人しか許されないはず、
じゃあ、██が持っていたのは何？
ふわ、と思考が浮く感覚
寝起きの頭は何故かよく回る気がする
体を伸ばそうと思って気づいた
腕が、不自由だった
腕が後ろできつく縛られてる
ぎち、と縄が擦れる音がする
｢な、…に、これ｣
だって、さっきまでゾムとロボロと…
そうだ、2人はどこ！？
慌てて周りを見渡すと
何処か見た事のある部屋にいた
｢っ、何処だっけ…｣
不安からか身体が細かく震える
大丈夫、きっと、2人が
ゾムとロボロが、助けに来てくれるはず
ぎゅっと目を瞑って耐える
お願い、早く来て…！
｢あ？A、お、起きとるやん
おーいロボロ、Aの目ぇ覚めたで！｣
待ってた声が聞こえた、
目を勢いよく開けるとチカチカする
｢…ぞ、ゾム…！良かった、来てくれた…
あの、この手の縄解いてくれない？
…ゾム？｣
ゾムに縛られた腕を見せると
暫く見つめた後、｢ふひ、｣と笑う声が聞こえた
｢…っあぁ、こんなにくい込んで
い、痛そうやなぁ…。興奮する…。
なぁなぁ、縛られてどんな気分なん？
辛い？怖い？逃げたい？
あは、その顔可愛ええなぁ、喰いたくなってきたわ…｣
フードの下に見えた顔は赤く染まっていて
嬉しそうに口角が上がっている
彼特有のギザギザの歯が見えた時
息ができなくなりそうだった
なに、どういうこと？
ゾムは何を言っているの…？
だって、ゾムは、騎士のはずなのに
頭は混乱したが、すぐにもう一人を思い出す
そうだ、ロボロに、ロボロに伝えなきゃ
きっとゾムが人狼だ
ゾムが、皆を殺したんだ…！
私もきっと殺される
その前にロボロだけは助けなきゃ
思考を巡らせていると
突然身体が床に落ちた
理解したのはそのすぐ後で、
私はゾムに押し倒されていた
｢…なぁ、今何考えてたん？
俺のことじゃなかったよなぁ
なんで俺を見いひんねん、もっと見ろや。｣
頭の上で纏められた腕は動かない
否、ここで抵抗しても駄目だ
どうしよう、怖い、怖い…！
｢んふ、まぁええわ。
お、俺しか見れんくようにしたるからな
痛くならんようにするから
大人しくしといてや。｣
彼は頬に口付けを落とす
私、このままじゃ────────
スカートに手をかけられそうになった時
扉が開く音がした
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ぽやま。(プロフ) - mariaさんコメントありがとうございます！設定はかなり意識してます！気づいて貰えて嬉しいです✨ (2023年2月19日 19時) (
レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
maria - 占い師コネシマ・・・たしかに魔主役の最後のあとがきで祈禱師コネシマっていっていたけれど・・・ (2023年1月16日 1時) (レス) @page42 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 塗さん有難うございます！更新は遅いですが見て頂けて嬉しい限りです！ (2023年1月3日 0時) (レス) id: 23fa074e26 (このIDを非表示/違反報告)
塗 - この作品、私のお気に入りです‼️最近寒いので、体調には気を付けて下さいね。 (2022年12月7日 7時) (レス) @page6 id: d1b072df9a (このIDを非表示/違反報告)
ぽやま。(プロフ) - 朝さんコメントありがとうございます！感想嬉しいです。続きぜひぜひ楽しんでください (2022年5月21日 14時) (レス) @page26 id: 215bd6f50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽやま。 | 作成日時：2022年1月20日 8時
