35話 ページ39
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｢久しぶりだねぇ。
マフィアの任務って云ったら…分かるよね？
元ポートマフィア構成員、泉鏡花。｣
私が彼女に睨まれながら云う最中、煽る用に私はニヒル顔で言い返す。
｢序に云っとくけど、私の任務は高校生を襲うとかそんなんじゃないからね。
私バレー部のマネしてるし今日の合宿も行くから。
全くの別物。
だから安心して〜……お願いなので私がマフィアなのは口外ししないように。｣
私が終始焦りを含んだ早口な言葉で云うと、少年___｢月下獸｣の異能力者、中島敦は信じられない様な顔で私の言葉に反論する。
敦｢そんなの、マフィアの言葉なんか信じられるか！
高校生に手を出したりしたら、許さないからな！｣
彼のその志は良いものだ。
蹴れど…
｢なっ…。
少し信じてくれたっていーでしょー？｣
鏡｢敦、Aの云ってる言葉は本当だと思う。
…若し、Aが高校生を襲う気だったら疾っくに殺ってると思うし、
…この人だったら直ぐに終わらせられる力を持ってる。｣
｢鏡花…！｣
私は鏡花を態とらしく潤んだ瞳で見詰め呟く。
敦｢き、鏡花ちゃんが云うなら…。
Aさんのその言葉も信じるし、条件…貴女がマフィアと云う事も口外ししない。
だから、決して高校生達に手を出さないでくださいね。｣
鏡｢探偵社の人達にも云っとく。｣
｢うん、有難うね。
…其れよりも疾く監督達の所行かなくていいの？
待ってたよ。｣
私が鏡花の首元に当てたナイフを下ろし仕舞う。
すると、
敦｢そうだったっ！｣
鏡｢行こう｣
そう云って鏡花は私と敦の手を引き駆け出した。
｢(そういう所が可愛いんだよなぁ…)｣
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｢監督、探偵社員の方々がいらしたので一緒に来ました！｣
鏡花に掴まれていた手を離して貰い、他人の振りをして監督達の傍に駆け寄る。
敦｢初めまして、武装探偵社の中島敦です。
そして此方が…｣
鏡｢泉鏡花｣
監｢いえ、此方こそ態々有難う御座います。
そろそろ部員も気出す頃なので自分は校門前に居ます。
是非自己紹介等していて下さい、では。｣
そう云って去っていった監督の背中を目で追い、この場に流れる沈黙に耐える。
岩｢…青葉城西高校排球部副主将の岩泉一っす。｣
この沈黙に流れる空気を切るように岩泉さんが云った。勇者。
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オタク - 中也くん優しすぎて泣いた笑 さすが、わいの推しや！後、めっちゃ面白いです！ (2022年3月9日 2時) (
レス) @page36 id: 854c8e4edd (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2018年11月23日 15時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます！ (2018年11月20日 18時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 楓さん» 私も入れてくれてる人いてびっくりしました← 応援ありがとうございます。更新頑張ります！！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - マイさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かえ | 作成日時：2018年9月17日 22時
