30話 ページ34
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「烏野高校排球部のコーチの方ですか?
…青葉城西高校排球部マネージャーの、尾崎と夢宮です。
来週の合宿が同じと聞いたので挨拶を。」
「おお、態々ありがとな。
あぁ、俺はお宅の推測通り、烏野のコーチの烏養だ。
宜しくな。」
烏養さんのその言葉に返事を返し、店を出る。
菅「ああそうだ尾崎、夢宮!」
菅原さんが声を掛けてきて私達が振り向いた途端に、
菅「
楽しみにしとけよ〜?」
とニヒルな笑みを浮かべながら云う。
「はは、はい。
…楽しみにしてます」
姫「私も楽しみにしてます!」
私達が真剣な顔で菅原さんを見詰めると彼も「おう!」と元気な返事を返してきた。
其れから再度別れを告げ、その場を去る。
因みに牛乳パンは買った。
…後ろから、
「なぁ大地、及川の所にもあんなしっかりした人達居たんだな」
「俺も思った」
なんて会話が聞こえてきたのは空耳なんかじゃ無い筈。
*
其れから姫華を家まで送り、帰宅した。
取り敢えず風呂と夕餉を済ませ居間のソファに腰を下ろす。
首領に今日の事…姫華の異能力の事や父によく思われてない、また姫華本人は父の事を嫌っている事を淡々と纏め電子手紙で送る為の報告分を打つ。
「ふぅ…」
最後の行を打ち終わり、休憩の意味も込めた溜息が口から零れる。
少しソファに転がった後に報告分を読み返し誤字脱字等が無いか確認した後に送信する。
其の後に効率的に仕事を進める派の私は別の仕事の資料を纏める。
…その作業も直ぐに済み、手を止める。
「之で今日の仕事は終わりだァ…」
腕を上げ腰を伸ばし、またソファに転がる。
少し睡魔が襲って来た時、端末の通知が鳴る。
「首相から…」
端末にはこう書かれていた。
「報告有難うね。
夢宮のご令嬢が異能力者だったとは…矢張りか。
実は夢宮の奴も異能持ちでね、この潜入捜査のような任務を頼んだのだよ。万が一、下手してしくじったら困るからね。
因みに夢宮は「血の繋がった者の言動や行動を操れる」異能の持ち主でね。
Aちゃんには少し気を付けて欲しかったんだ。
其れにしても夢宮のご令嬢…確か名前は姫華、だったっけ?
彼女の異能は中々に便利なものだね。
…実にマフィアに欲しいね。」
と云う用な簡易的な文だった。
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オタク - 中也くん優しすぎて泣いた笑 さすが、わいの推しや!後、めっちゃ面白いです! (2022年3月9日 2時) (レス) @page36 id: 854c8e4edd (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます! 更新頑張ります! (2018年11月23日 15時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます! (2018年11月20日 18時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 楓さん» 私も入れてくれてる人いてびっくりしました← 応援ありがとうございます。更新頑張ります!! (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - マイさん» ありがとうございます! (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かえ | 作成日時:2018年9月17日 22時