番外編 告白 ページ31
ちょっと気分転換に番外編を書きま〜す
ちなみに、アーヤ達が中二の頃のお話です。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
〜若武side〜
これは、ある日の土曜の午後の出来事だった。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ……
家でのんびりしていると、突然電話がかかってきた。
「はい。」
「若武？」
相手はアーヤだった。
「アーヤ！？どうしたんだ！？」
普段アーヤから電話なんて滅多にかかってこないから、何かあったんじゃないかって焦ってしまう。
「・・・」
「アーヤ？どうした？」
なかなか返事が返ってこないから、もう一度呼ぶとしばらくの間の後、耳を疑う言葉が聞こえてきた。
「大好き。」
「……まじで！？」
アーヤが俺を好き？
何度か俺が好きなんじゃないかって疑う言動はいくつかあったけど…
本当に俺を好きだったとは！
「アーヤ！それって……」
確認しようとアーヤの名を呼ぶが、いくら待っても聞こえてくるのはﾌﾞｰﾌﾞｰという音だった。
俺の声は虚しくもアーヤには届かず、電話は切れてしまった。
「それ、本当かよ……」
真実を確かめるため、アーヤの家へと向かった。
インターホンを押すと、アーヤが出てきた。
「アーヤ！」
「わ、か…たけ！？」
目を見開いて驚いた顔をするアーヤ。
俺がわざわざ会いに来たのに驚いたのか。
驚いているアーヤに気づいていない素振りをして、いきなり真相を聞くことにした。
「アーヤ、電話のこと本当か？」
「電話？」
アーヤは首を傾げる。
「ああ！電話なら、さっき翼が使っていたような……」
「は…美門？」
「うん。今、家に…」
「家にいるのか！？」
身を乗り出して聞くと、アーヤは俺から逃れるように一歩下がりながら頷いた。
「う、うん。」
「みぃぃかぁぁどぉぉぉぉぉおおお！」
家の中に向かって叫ぶと、アーヤの後ろからヒョコッと顔を出す。
「あれ、若武。なんか用？」
必要以上にアーヤにくっつく美門に怒りをぶつけるように問い詰める。
「なんでアーヤの家にいるんだよっ！！」
「勉強してたから？」
「なんでアーヤの家で勉強してんだ！？」
「アーヤが家で教えてほしいって。ね？」
「うん。今回のテストすごく悪かったから………」
悲しそうなアーヤを見ていたら、何も言えなくなってしまった。
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エリジャ(プロフ) - Liumさん» はじめまして。えっとLiumさんの当時の名前、なんとなく察しました。ファンだったのでコメントしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります。コメントありがとうございました。 (2017年6月8日 16時) (
レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
Lium(プロフ) - はじめまして、Liumと言います。昔ここでkzの二次小説を書いていました。当時の名前は公表できませんが？私の作品を掲載してくださり、ありがとうございました。お話、とっても面白いです。これからも頑張ってください。 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 38bf6f40ac (このIDを非表示/違反報告)
いちご - エリジャもファイト！ (2017年5月15日 13時) (レス) id: 8bd1bf5214 (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - いちごさん» ああ、確かにそうかも……まあどっちもどっち、だね。笑 頑張れ、いちご！！ (2017年5月15日 13時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
いちご - エリジャさん» でも、期末の時に範囲が半端ないから･･･。 (2017年5月15日 13時) (レス) id: 8bd1bf5214 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリジャ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/erijya/
作成日時：2016年5月26日 20時
