黒木の心中 ページ40
(黒木視点)
アーヤと上杉を除いた俺たちは、2人のいる病院に急いで向かった
途中からタクシーに乗ったものの、病院が遠くにあって中々着かなかった
タクシーに乗って移動してる最中も、誰も何も言わずに険しい顔をしていた
アーヤ･･･
無事なのか･･･？
アーヤの安否が気になり上杉に電話するものの、電話が繋がらない
あ、病院だから電源切ってるのか･･･
･･･そんなことにも気づかないなんて、俺も相当余裕がなくなってるな･･･
自分を客観視するものの、感情は抑えられず拳を強く握りしめる
やっぱりアーヤに付き添いたかったな･･･
先程の自分の判断に少し後悔する
でも、さっきの上杉は誰よりも責任を感じていた
だから診断結果を聞いてその責任が少しでも軽くなればと思って強引に付き添わせた
さっき俺がした判断は正しいと思う
だが、それとこれとは別だ
俺だって、本当はアーヤの1番近くにいたい
アーヤが危険な目にあってるって分かった瞬間から、言葉にできない不安がずっと胸の中にある
･･･まさか、アーヤが近くにいないだけでこんなに不安になるなんてな･･･
そう思いながら周りを見る
俺の中でKZは、どんどん大きな存在になってきている
特にアーヤは、その中でも1番大きくなりかけている
多分それは、他のやつも同じだ
七鬼は自分の気持ちに気づいてないか、まだそこまでアーヤの存在が大きくなっていないんだと思う
だけど、それも時間の問題だ
恐らく俺達全員がアーヤに好意を向けている
でも他の奴らもKZが大事だからか、まだ本格的なアプローチをしているやつは少ない
アーヤがKZ内で対等な関係でいようとしているのも相まって、KZは今バランスがとれた状態だ
でもいつそのバランスが崩れるか･･･
アーヤは今砂原の事が好きみたいだけど、もしその気持ちが変わってKZの誰かを好きになったら･･･
いや、今考えることじゃないな･･･
そう思って、小さくため息をつく
それから無言のまま少しすると、間もなく病院に着いた
俺達は一目散に病院に駆け込み、手続きを済ませてからアーヤのいる病室に向かう
受け付けで命に別状はないと言われたけれど、全員アーヤを見てからじゃないと安心できず、病室まで全力で走った
いつもなら受け付けにいた看護師と仲良くなって連絡先を交換するところだが、そんなことを考える余裕すらなかった
病室の前に着き、若武がドアに手をかける
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桜道 あすか - 何回も読んでも飽きません。 (2021年11月27日 10時) (
レス) @page3 id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
桜道 あすか - チョー面白い！最高！ (2021年11月27日 10時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
天 - ゆいさん» こちらの作品を参考にして、作品作ってます！勝手な真似してすみません！(-_-;)こちらの作品はとても面白くて、いいと思います！←(((上から目線で言うな これからも頑張ってください！(^_^) (2020年4月22日 8時) (レス) id: 617ab3f098 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - すごく面白かったです！キャラクターめっちゃめちゃ似てます！！ (2019年11月16日 22時) (レス) id: 7dc54480e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ふるるさん» きゃーーー！！ すっごい嬉しい(T_T) 続編の更新頑張る！！(更新遅いかもだけど･･･w) (2018年3月24日 16時) (レス) id: bbfcbf9d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2018年1月3日 20時
