耳の聞こえない少女は家族から愛されてる

5話 ページ6

さつき視点
やっぱり、怖くて紗良ちゃんを試した…
もしキセキの世代目当てで近づいてたらどうしよう
紗良ちゃんは考えさせてって言った。でも、それはほかの皆も同じだった
=6時間目

紗良)ﾄﾝﾄﾝ
さつき)「どうしたの？紗良ちゃん
紗良)「私、マネージャーするよﾆｺｯ
さつき)ｯ…まさか本当に、キセキ目当て？
紗良)「さつきちゃん？
さつき)...「ごめん、もう話しかけないで
ﾀﾞｯ
紗良)...(わからない…どうして？
さつきちゃんが…なってほしいって…言ったのに)
=屋上
さつき)やっぱり…信じられない
私には本当の友達なんて出来ないのかな…(泣)
大輝)なんだよ、さつき
せっかく寝てたのによ
さつき)大ちゃん…紗良ちゃんもキセキ目当てかも…
大輝)だろ？だから言ったんだ
征十郎)あ、いた
桃井、転校生の苗字を教えて欲しい
さつき)朝日奈だよ。聞いてなかったの？
征十郎)あ、あぁ
朝日奈か…
大輝)朝日奈昴と同じ名前だな
征十郎)あぁ…俺も考えていたんだ
大輝)誰かに聞いてもらうか
征十郎)俺が直接聞くよ
大輝)あ、俺も行く
さつき)私も…
=教室
紗良)( ..)φカキカキ
ﾄﾝﾄﾝ
紗良)ﾋﾞｸｯ…
「なんですか？
征十郎).手話でいいよ
紗良).分かりました。それで、何のようですか？
征十郎).君はあの朝日奈昴と兄弟かい？
紗良).えっと、どの朝日奈昴ですか？
征十郎).これだよ
紗良).あ、私のお兄ちゃんですよ？
征十郎).やっぱり
紗良).なんですか？
征十郎).バスケ部に入って、俺たちを指導してほしい
紗良).え…
征十郎).君は兄を指導していたんだろう？
紗良).はい。でもそれは、聞こえていた時期で…
征十郎).俺がサポートするから、バスケ部に入って欲しい
紗良).邪魔にならないなら、分かりました
征十郎).助かる。ありがとう朝日奈さん
紗良).いえ、それより昴お兄ちゃんのこと知っていたんですね
征十郎).俺の憧れの人だからね
紗良).昴お兄ちゃんに言っておきますねﾆｺｯ
征十郎).恥ずかしいからやめてくれ
紗良)ﾌﾌｯ
さつき)赤司くん、何話してるの？
征十郎)朝日奈昴と朝日奈さんは兄弟で、部活で俺たちを指導してくれるらしい
大輝)まじで!?
あの朝日奈昴さんの妹から指導!?
朝日奈昴さんを強くしたのは妹って言ってたよな!?
征十郎)あぁ

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