最強少女はキセキの世代の先輩！?

最終話・キセキの【キセキ】 ページ28

貴「あっ……、もう時間。」

Aは悲しそうにつぶやく。

赤司「嫌だ………！！嫌だ……！！嫌だああああああ！！いかないで！いかないで、A先輩！！！！」

貴「ｸｽｯ)もう……甘えん坊だね……みんな。」

桃井「せ……せ、せんぱ………せんぱいぃぃぃぃ！！」

貴「ごめんね。私も一緒に居たいけど………。」

ほら、とAは自分の右手をみんなに見せる。

見せられた右手は……………………ウッスラと透け、体育館の床が見えた。

黒子「ｸﾞｽｯ……ｸﾞｽｯ……うううう〜〜〜A先輩………いかないで……」

緑間「先輩……なんで行ってしまうのだよ………」

青峰「A…………いかないでくれよ………。」

紫原「嫌だよぉ…………Aちん…いかないで？？」

キセキは口々に言う。

貴「じゃあ、約束…………しようか！！」

貴「私は……私は絶対に生まれ変わって、また帝光中体育館に戻ってくる………だから、みんなはその時まで、私を待ってて………？？」

キセキ「！！！うん！！！」

貴「まぁ、時間がないから………あんまり良いこと、何にも言えないけど…………。」

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・【私を君達の先輩にしてくれて、ありがとう】



キセキ「！！！」

【テツヤ…征…大輝…さつき…真…淳……最後の先輩命令だよ……。これからも…私はあなた達を見守ってるよ。だから…………】



＿＿＿＿これからも【キセキ】を残していって！！＿＿＿＿＿


Aはそう言って、体育館の外にでた。

体育館の外は、薄紅色の桜と赤いスイートピーが咲き誇っていた。

一気に風が吹き抜ける。

最後、Aは笑った。そして言った。

＿＿征、好きっていってくれてありがとう。私も大好き…………いや、愛してる。＿＿＿

＿＿もちろん、みんなのことも大好き…。＿＿

そう言って、消えていった。

Aが消えていった後には、桜とスイートピーの花びらが散っていた。

キセキ達は全員こう思っただろう。

＿＿ありがとう。A先輩＿＿ と………。

【END】

＿＿epilogue＿＿→←第17話・別れの季節は出会いの季節

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