誰の行方ゴールデンカムイ夢小説 (ページ7)

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二人を見送った私はシャツを着替え、軍服を身に纏う。

肩より長い髪を毛先が出ないように後ろで束ね、髪紐で結い上げる。
前髪は邪魔にならないよう、顎下まで伸ばし、真ん中で二つに分けている。

白い外套を軍服の上に羽織り、それに着いているフードを被った。

私は大体いつもこの格好だ。
外套がない時は軍帽を被っているが、それは滅多に無かった。

それは、髪と、この顔を隠すため。

私は軍人だが女だ。けれど通常、女は軍には入れない。
つまり、女である私が軍服を来て、堂々と歩くと、色々面倒なのだ。

だから私はなるべく顔を隠せるよう、いつもこれを羽織っている。

まぁ、第七師団の連中の殆どは私が女であると知っているから、ここで被る必要はないのだが、何となく落ち着かない。

身支度を終えた私はベッドの横にある窓へと向かいそれを開ける。

朝の涼しい風が、私の横をすり抜けていった。