*水上(アンバー) ページ2
風が優しく吹いて、心地がいい。ここはどこだろう。
緑の匂い、鼻の通りがすうっと良くなる。
きっと綺麗な場所なんだろう、しばらくはここで放流されよう。
ぷかぷかとほどよい香りの汽水湖に浮き、そのままぎゅっと目を瞑る。
?「ちょっと貴方!こんなところで寝てると風邪を引くわよ!」
ばっしゃーん!!
A「おぼっ…」
あまりにも唐突な出来事で思考が一時停止した。頭が逆向きになったせいで目と鼻に水が入ってすごく痛い。
それにしても飛び込んだの…?あの女の子
長髪の女の子は手を伸ばした。やれやれしょうがない。このまま沈み続けたら今度はこの子の肺が持たないだろう
彼女の厚意に答え、支えになってもらい浅瀬に上がった。
?「ふう、よかった!もう、なんであんなところ…に…?」
ありがとう親切な少女、水の上も心地よかったけど私は芝生の上で寝る
A「zzz…」
?「ちょ、なんで寝るのよー!!!」
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あれからどれくらい寝たのかな、軽く500年くらいたった?ふかふかした雲の上にいるみたい、ああやっと、しねた。崩壊から目を背けられた。ここはきっと死後の世界だ
パチリ
?「あーー!目開いたー!」
るっさ
なに天国ってこんなにうるさい奴いるの、嫌だな。
A「z((アンバー「寝ようとしてももう無駄なんだからね!!あんた見覚えない顔だから、色々私に教えなさい!」
A「まずh((アンバー「あ!ごめん!名を名乗るときはまず尋ねた側からだよね!私はモンドの偵察騎士アンバー!よろしくね☆」
この子は話すときに息継ぎをしないのか?ってレベルでよく話す。しょうがないこちらも名乗らなければいけない流れか。
A「A…。」
モンド?テイワット大陸の東側の国か、風神バルバトスの統治下にある。こりゃずいぶん遠いところに流れ着いたものだ。
アンバー「あんた水に浸かって体が冷えてたからこれ!バーバラが作ってくれたスープ!しっかり体温めるんだよ!」
A「別に温めなくても死なないけど…ありがたいからいただきます。」
コンソメとタマネギ、甘くておいしい。
アンバー「あら、不愛想かと思ったけど割といい奴じゃん!食べ終わったらあんたの話、いっぱい聞かせてよ!」
私の話…あんまりおもしろくないよ。
幻想のよう。
そうやってモンドの騎士団との交流が始まっていく
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作者名:. | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/410592871/
作成日時:2022年2月5日 21時