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アロハシャツの男 ページ7

「落ち着いたか?・・・・しばらく休んどけ」

そう、声をかけるとAはゆっくり、目を閉じた。
俺は、Aを抱きかかえると立ち上がった。

「待って!Aちゃんをどこに連れて行く気!?」

振り返ると、さっきのカフェの店員さん達だった。

「Aの家。別に変な事はしないよ」

彼女達が抱きかかえているレガメ達が思いっきり威嚇してきた。
俺はそれだけ言うと、背を向け、走り出した。

「ちょっと!」
「行っちゃった・・・・」
「足、早いねえ」
「そういえば私達、名乗りましたっけ?」

エプロンも外して来ている。
なぜ、アロハシャツの男は私達の事を知っていたんだろう?
そんな事を考えながら、店への帰路に着いた。

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作者名:横峯俊 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=shun0911  
作成日時:2018年10月16日 23時

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