検索窓
今日:28 hit、昨日:0 hit、合計:42,464 hit

教えてください。 ページ18

宇「おーい、雛鶴。いるんだろ?」



雛「はい。天元様。」

素早く天元の隣にきた。




宇「さっそくだが雛鶴。『女のことは女に聞
け』って方針で雛鶴に聞くんだが、雛鶴な
らどんな人なら過去を言う?」




雛「...そうですね、心からどんな過去でも私
を受けとめてくれる、と感じたらですか
ね。」



無「...。」




宇「じゃあ、年月の信頼関係を築いてる人
は?」



雛「...その場合は少し言いづらいですか
ね。」


無「!?!?」


宇「ほーなるほど?その理由は?」



雛「そのような人は 逆に自分の過去の重さを感
じ取って、無意識に自分の重さを背負ってし
まうじゃないですか。

大切にしたい人ほど過去の重さを背負って
ほしくなくて言わないこと、結構あります
よ。」



宇「だってよ、時透。」


無「じゃあ、なんで不死川さんは知っていたん
だ?ずっと指導していたからと言っていた
けど。。。」



雛「...言うしか無かった、って感じだったの
では? 多分、指導をする上で必要なこと
なのにそれが出来ないとなったとき、不死川
さんは理由を聞くはずです。

その理由が過去にあるってことで話さなけ
ればならなかったとか。。。」



無「...話さなければいけない...?」

盗み見していた時、特に不思議なところは見当たらなかった気がするが。




宇「時透は、Aに過去を聞いていいか悩
んでるんだと。」



無「ちょっっ名前!」



雛「...!...。Aさん、ですか。」


少し複雑な顔をする雛鶴さんを見て

無一郎は思わず雛鶴に問いかけていた。


無「...やっぱり、やっぱりAの過去は
僕じゃ言えないんでしょうか!?...僕はダ
メなんですかね...。」



雛鶴は無一郎の真剣な問いに目を丸くした。



だが、雛鶴はすぐに穏やかな笑みに戻った。



雛「そんなことは無いと思いますよ。A
さんは時透さんを信頼してますし、それ
に...。」


それっきり口をつぐんでしまった雛鶴を天元は次に続く言葉を察したらしい。



宇「あぁ、そうだな、雛鶴。」



雛「ええ。」


無「...??」


よく分からず、首をかしげる無一郎だった。


雛「...Aさんは、もしかしたら時透さんに...言わないかもしれません。でも時透さんを信頼してない訳じゃないんです。それだけは分かって下さいね。」


雛鶴は寂しそうに笑った。

ぽつりと呟く二人の声。→←過去を言う人は僕じゃだめですか。


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
63人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆりと白鳥(プロフ) - 澪凪さん、コメントありがとうございます!すごくすごく嬉しいです!できるだけはやく更新頑張ります!どうかこの作品をこれからもよろしくお願いします! (2021年3月28日 17時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - るあさん、コメントありがとうございます!続きが気になるってお言葉はものすごく嬉しいです!これからもどうかこの作品をよろしくお願いします! (2021年3月28日 17時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませてもらってます!すごい上手ですね!更新楽しみにしています。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - 続きが気になるぅぅ!!! (2021年3月26日 21時) (レス) id: 58ab197994 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - ほのさん、コメントありがとうございます!まだまだ未熟な所が多いですがこの作品をこれからもどうかよろしくお願いします! (2021年3月26日 9時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆりと白鳥 | 作成日時:2021年3月16日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。