苺精神病院

16話　ケーキ ページ17

黄視点
予定は3時間で完成だったのに5時間かかった。
どんだけ僕達料理音痴なんだろ…w

片付けも済ませると、なーくんの指示で部屋で待機する。

り「ねぇ！ころちゃんにやっと会えるね！喜んでくれるかなぁ…」

莉犬は嬉しそうに言ってる。
けど僕は正直会いたくない。

僕のせいでころちゃんはまたストレスが溜まっちゃったんだ。


な、ジ「そろそろ来るよ!」

その時だった。

ガラガラ…



青視点
なんか今日のさとみくんおかしくない？
めっちゃ妙にニヤニヤしてて怖いんだけどw

さ「ころん。入ろーぜ。」

こ「うん！」

ガラガラ…

えっ！なにこれ！？

な、ジ「ころちゃん!お誕生日…」

4人「おめでとう！!」

みんな…
部屋に入ると、バナナが大量に飾ってあるケーキが置いてあって、それを囲むようにみんなが座っていた。

こ「みんな…ありがとう！ね、バナナ食べていい！？」

り「うん！食べて！」

正直みんなには悪いけど、ケーキみたいな甘いものは、吐いちゃうから食べれない。けど、バナナなら無限に食べれるんで……


バナナだけたーべよ！



こ「ふー！お腹いっぱい！」




桃視点
ころんが飯食ってるの久々に見た。

けどさ…

さ「おい、ころん。お腹いっぱいって…バナナしか食ってねぇww」

こ「だってケーキ食べれないんだもん！」

そーゆーことね。
拒食症だったもんな。てか…バナナは平気なのかよw

こ「本当にみんなありがとう！僕さ、悪いけどケーキ食べれなくて…あとはみんなで食べてよ。」

ちなみにケーキは9個な。

な「じゃあ俺1個もーらい！」

ジ「俺も1個！」

さ「んじゃ、俺も。」

り「俺もっ！」

る「じゃあ…僕4個ですね。」ﾆｺｯ

は！？4個？
るぅとが！？

無理でしょ。どうせさ、途中でギブとか言うんだろ？


数分後…

4人「ごちそうさまでした!」

ケーキを食べ終わり、ふとるぅとの方を向く。
るぅとは、まだ黙々とケーキを食べていた。


こ「るぅとくん…無理しないでいいよ？僕食べようか？」

る「いいです…僕が食べるんで…」

あいつ…ちょっと注意しとくか。

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