おしごと ページ7
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梅side
「シャンパン入りま-す!!♡」
「ありがとうございまぁす!♡」
皆さんこんにちはこんばんは
灰谷梅です
今お仕事してるんですけどね?今日、あまりにも客が多くて疲れてるんです。裏方も辛いです
キャバ嬢って酒飲むだけじゃないんだよね・・・・
先輩、声出るなぁ-
あぁ-
蘭と竜に会いたい
しばらく会ってないからなぁ⇠全然会ってる
「梅ちゃん!」
「あっ!○○さん!いらっしゃいませ!」
この人は前香水くれた人
表に出てない私にも良くしてくれてる
「この前の香水どうだったかな?」
「とても良かったです!いい匂いで!」
「それは良かった!じゃあ、本格的に売ろうかなぁ」
「それでさぁ───」
良くしてくれるのはいいんだけど
めんどくせ-一面もある
話が長いんだよね。嫌いな人間
愛想笑いしてテメェの話を聞く身にもなれ
心の中でグチグチ言っているとオッサンが声のト-ンを下げた
「ねぇ。梅ちゃんはお金欲しい?」
「え・・・・?欲しいですけど・・」
何?急に・・・酒飲み過ぎて頭おかしくなったんか?
「君にオススメな仕事があるんだ」
「簡単な仕事だよ。精神が強い人ならね」
梅ちゃんなら大丈夫!と言うオッサン
「この後、予定ある?早上がりとかできるかな?」
「・・・・・・・わかりました。店長に言ってきます」
「お願いね」
精神が大事になる仕事・・・・・?何だソレ
「失礼します。店長、今お時間よろしいでしょうか」
「あぁ。梅か。いいよ」
「この後、予定がありまして、早めに帰らせていただきたいのですが」
「構わないよ。さっきのお客様の事だろう?」
新しい仕事かな?と笑う店長
「はは。そんな感じです」
「ありがとうございます。失礼します」
店長に一礼してからオッサンと店を出る
オッサンと世間話をしながらネオン街を歩く
着いたよと言われて顔を上げると古びたビルがあった
「あの・・・・・一体なんの仕事何でしょうか」
「君には」
「殺し屋になってもらう」
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作者名:金平糖 | 作成日時:2022年7月31日 17時