少女ともう1人の話−7 ページ8
ドアが開いた
こうなったらどうとでもなれ!、と半ば投げやりに思って目をギュっと瞑った
「こんばんは、"私"のオリジナルさん」
そう声をかけたのは、今まさにドアを開けたその人
ま、まさか…と思って目を開けて見ると、やはりいたのはもう1人の"私"
「まぁ、そんな身構えなくてもいいでしょ 会うのも初めてじゃぁないし?」
ニッコリ笑みを浮かべている"私"
そんなこと言われても…
緊張と警戒心で強張り何も言わない私に、目の前の"私"は不思議そうに言う
「あれ? あんまり、混乱していないのね
いや、むしろわけわからなすぎて、そこまでいってないのかな?」
初めて会ったときとはまるで違う雰囲気に、私の緊張と警戒心も少し解けこう聞くことができた
「あなた、誰?」
「フフッ
そうだよね〜 普通、自分とあまりにも似すぎている人と会ったら気になるよね〜」
うんうん、とうなずく"私"
そして、ニッと笑うと人差し指をビシッと私に向け言った
「あなたになり代わろうとしているもう1人のあなたで〜す!!」
「…へ?…」
思わずマヌケな声をあげる私に"私"はさらに言葉を重ねる
「理解できないの? うーん、そうねぇ…
この世界である言葉で一番近い単語で"私"という存在を表すなら…
・・・・・・・・
ドッペルゲンガーかな?」
「っ!」
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寒極氷化(プロフ) - とらさん» いやぁ、CMみたいな猫だったら私は嬉しいですけどねww それに、ガン付けている黒猫も可愛い!!!! (2014年6月10日 17時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
とら - それでも黒猫のよく顔を見た人によれば「ガン付けてる」とのこと、確かにシャムとかよりもきつく見える、CMみたいな「鯛食べたい」との要求はないが(笑) (2014年6月9日 20時) (携帯から) (レス) id: 76e6498593 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - とらさん» それはすごく羨ましいしですね! 私なんか、何回逃げられたことか…(T_T) (2014年6月9日 18時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
とら - 確かに黒猫の不吉な噂は聞きますが自分にしてはその辺にいるただの猫ですね、黒猫に何回絡まれてきたのやら (2014年6月7日 20時) (携帯から) (レス) id: 76e6498593 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - アリスさん» ホントですかっ 自分ではどうもそう思えないので、そう言ってもらえるのは嬉しいです (2014年6月2日 17時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寒極 氷化 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kangoku/
作成日時:2013年11月10日 0時