Only you5 (ページ31)

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かのん「それいいですね！！！」

宮田「でしょ！？」

北山「ばかか、ミスったらそれこそ終わりだよ」

乗り込みが1番良さそうではあるけど…

かのんちゃんも宮田もコミュ力高いからなのか
普通に打ち解けて話している

宮田「かのんちゃんかのんちゃん、ひとつ聞きたいんだけど、キタミツの元カノってどんな子だったの！？」

かのん「え、ちか先輩ですか？」

北山「お前何聞いてんだよ」

宮田「だってこの前無視されたし！」

かのん「生徒会長です！理系で頭も良かったですよ！はっちゃけるタイプではなかったかな？控えめっちゃ控えめかも」

北山「答えなくていいし」

宮田「、、結構違うね」

北山「あ？お前さ」

宮田「ごめんごめんごめんって」

3人で話している時だった

かのん「あ、」

遠くにAちゃんがいるのをかのんちゃんは見つけていた

かのん「A！」

まぁこっちには来れないから、逃げたんだろうけど

北山「俺がいるから来ないんだろ、かのんちゃんだけなら話せるんじゃない？」

かのん「、、、ミツ先輩もいないと意味ないです、2人が関係崩れてるとか私の中ではあってはならないことなので！」

かのんちゃんは俺の手を引いて走り出した

北山「ちょ、あっ、待てって」

かのん「ねぇ！逃げなくてもいいじゃん！」

A「………どうしたの、こんなところまでわざわざ来て、午後の講義あるんだけど」

こんなこと言いたくはないだろうな、、親友に

顔も見れてないし、振り絞るように言葉を出してる

かのん「先輩から好きって言ってもらったんでしょ？何で離れてくの」

A「もう会社のことで忙しいんだって、私にそんな余裕ないから」

かのん「A……」

なるほどねぇ

そう小さな声が俺の耳にははっきりと聞こえた

嫌な予感がする……

かのん「ミツ先輩も何か言ってくださいよ、いいんですか？」

北山「あ、、いや、、えっと、、、」

玉森「A〜、午後来れたんだ。もう講義始まるよ？」

後ろから現れたのは玉森だった

俺の嫌な予感は的中した

A「玉森くん、、」

かのん「、、、イケメン君、、」

玉森「お友達には悪いけど、欠席になったらお父さん怒るでしょ？」

A「うん、そうだけど…」

玉森「ほら、あの講義遅れるとうるさい教授だし」

そう言って奴はAちゃんの手を取って歩き出そうとした