Only you5 (ページ30)

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北山side

キャンパス内を宮田と歩いている時だった

宮田「あ、、あのイケメンくんが美女に声をかけている」

そう言われて視線を移すと
あいつがはなしていたのは

北山「はぁ！？かのんちゃん！？」

宮田「知ってる子？」

そんな宮田の言葉を無視して
かのんちゃんのところに行き

彼女を引っ張ってきた

かのん「痛い痛い痛い、先輩痛いって笑」

北山「あ、わり」

宮田「Aちゃん以外の美女と普通に話すキタミツ初めてだな」

北山「お前は黙ってろ」

また余計なことを言いかねん、、

かのん「あ、どうもこんにちは」

北山「んで、なんで来たの」

かのん「最近連絡取れてないんでAと」

そうなの？

確かに最近かのんちゃんのはなしはきいてない

北山「そう」

かのん「あの、どうなってるんですか、先輩にバレたってあの日からずっと話してないっていうし！忙しいから私とも会えないって言うし意味わからないんだけど」

あぁ、そういうことにしてたのか

北山「………色々あんだよ」

宮田「はいはい、2人とも険悪ムードは良くないよ」

ムードメーカーな宮田がいて助かったわ

宮田「君はキタミツの後輩？」

かのん「あ、はい。高校の時マネージャーでした」

宮田「それで仲良いんだね！Aちゃんとは？」

かのん「中学からの友達です」

それを聞いて宮田は

言ってもいいのにって顔をして俺をみてきた

かのん「ミツ先輩、早くしないと本当にやばいですよ、まぁあの玉森くんとAがくっついてもいいなら別ですけど！」

北山「どういうことだよ」

かのん「パーティみたいな機会がまたあるってことです、そこでどうなるかなんて分かりませんよ」

んなこと、、、聞いてねえし

北山「藤ヶ谷そんなことなにも」

かのん「そりゃ藤ヶ谷先輩は知らないですよ、Aの家ですら招待客なんですから」

だとしたら何でかのんちゃんが知ってんだよ

そう思ってたら俺が考えていることがわかったのか
そのまま続けた

かのん「まぁ家に行った時にたまたま聞こえただけなんですけど」

北山「そう、、、」

かのん「それより先輩の情報源はやっぱり藤ヶ谷先輩なんですね」

ますますまずいな、、、

早く何とかしないと、、、

宮田「もうキタミツ乗り込んじゃえば？笑」

なんて馬鹿みたいなことを宮田は言った