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第56話 ページ9

貴方side








・ ・ ・






貴「…………うっ………!」




周りが静かになり…


眼を開けると右足に激痛が走る…





オ「大丈夫か…リン、カカシ、A…」




砂煙がひき、オビトの声がした方に眼を向ける…




カ「っ!オビト?!」

貴「!」

リ「!」




そこには体の右半分が大岩で潰れているオビトの姿が…



カ「A!!!」



カカシの眼が揺れる



貴「あぁ……」



さっき足に感じた激痛…


オビトの上にのっている岩に


私の右足も下じきにされている…





あの時…



カカシを助けた後、


足がもつれて動けなかった私をオビトが助けてくれた…


そのせいでオビトが…



そして私は岩を避けきれず右足を…





カ「待ってろ2人とも!今どかす!」




そう言い動くはずのない大岩をどかそうと


力を入れるカカシ…



カ「っ…!」


オ「やめろ…いいんだ、カカシ…

A…大丈夫か…」


貴「右足が潰れてる」


オ「………すまねぇ…。もう少し早く行ってれば…」


貴「謝らないで、オビト…。私は…大丈夫。

オビトも大丈夫。」


オ「いや…。俺は…もう、だめみたいだ…。

だからカカシ…。Aを…助けてやってくれ…

体の右側はほとんど潰れちまって…感覚すら…

ほとんどねぇ…」


カ「Aもオビトも今助ける!」


貴「いいよ…カカシ…」


カ「っはぁ…はぁ…!クソぉ…!!」


リ「いや……そんな…どうして…」


オ「…ぐはぁ…!」


リ「オビト…!」



血を吐くオビト……



私の足にはまだ感覚がある…


激痛とともに感じる岩の形状…



この形だと…




カ「A。少しの辛抱だ…

岩を崩すから…


貴「だめ」


カ「え?」


貴「岩の形状上、私の方の岩をどかしたり崩したりすれば

オビトの方に重心がかかる…」


カ「…!…どうすれば…!」


貴「大丈夫…。カカシ、落ち着いて」


カ「クソぉ…!ちくしょう…!

俺が…俺がはじめからお前の言うとおり

リンを助けに来てたら

こんな事にはならなかったんだ!」


カ「っ…!っく…!」



涙を流すカカシ…



カ「何が隊長だ!何が上忍だ!」


オ「そういや…忘れてたぜ…

俺だけ…

お前に上忍祝いのプレゼント…やってなかったな…

カカシ…。A…」


貴「私は貰った…。今助けてもらったこの命。」


オ「フ…。相変わらず欲がないな…お前は」

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はるか - 毎日続編おめでとうございます!私も毎日開くようにそのまましていますこの作品大好きで楽しみにしています! (2018年7月30日 8時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤砂晋助 | 作成日時:2018年7月30日 2時

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