第92話 ページ46
貴方side
コンコン
貴「失礼します。
サソリ様、お呼びでしょうk…!」
サ「おう」
貴「だ、誰?」
サ「あ?」
サソリ様の部屋に入ると
そこにはあのサソリ様とは程遠い美青年がいた…
赤い髪に茶色い瞳…
整った綺麗な顔に
二足歩行…
貴「姉さんに知らせなきゃ…!
サソリ様の部屋に美青年が…!」
サ「おい待てガキ。
何言ってやがる俺だ、サソリだ」
貴「・・・え?」
サソリ様だという青年に
襟を摘まれバタバタさせていた足を止める
サ「何だその顔は」
貴「サソリ様はかm…
サ「あ"?」
貴「い、いや、そうじゃなくて…
えーっと、ヒルコという…」
サ「これが本体だ」
貴「え?」
サ「赤砂のサソリは赤髪だ」
貴「サソリ様は人傀儡です
ヒルコみたいに傀儡でないと…」
そいうとため息をついて
コートのボタンを一個ずつ外していく青年…
貴「あ、あの…」
サ「ヒルコはコレクションだ
俺も人傀儡だバカ」
そういった青年の体は見るからに…
人形…
関節の節や腹部のロープ…
貴「で、でも、あの渋い声は…」
サ「あれはヒルコの声だ
今お前が聞いてるのが俺の声だ」
貴「えぇ……………」
小「A?
さっき大声で何か叫んでいたようだけど…
何してるの」
貴「あ、姉さん!」
サ「ちょうどよかった…
おい小南
このアホに俺がサソリだと教えろ」
小「?」
貴「姉さん、サソリ様の部屋に美青年が」
小「これが本来のサソリよ…」
貴「え?」
サ「だから言ってるだろ」
貴「え…、じゃあ、サソリ様って
私と歳変わらなくないですか…?」
サ「俺は30くらいだ」
貴「・・・いやいや、10代に見えます」
サ「傀儡だから朽ちねぇんだよ
お前任務の時の頭の良さはどこへ行った」
小「A、もう行っていいかしら」
貴「あぁ、ごめんなさい、姉さん」
サ「分かったか小娘」
その口調…
間違いなくサソリ様…
初任務の時も
赤砂のサソリだなんて聞いてなかった…
そして今回も…
こんなにかっこいいなんて聞いてない…
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はるか - 毎日続編おめでとうございます!私も毎日開くようにそのまましていますこの作品大好きで楽しみにしています! (2018年7月30日 8時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤砂晋助 | 作成日時:2018年7月30日 2時