第75話 ページ28
カカシside
カ「………」
急に晴れた…
やっぱりAはまだいる………
リ「こんな天気、前もあったね」
カ「Aだ……」
リ「えっ？」
カ「青月の力……」
リ「………カカシ。」
いつもより少し低いリンの声
カ「…………何」
リ「こっち見て。」
横目でリンを見ると
見たことのない険しい顔…
カ「………」
リ「あのね、カカシ。
Aは亡くなったの。
あの戦争で」
カ「………………」
何言ってんだ…
リ「あの時…オビトと一緒にAは
岩の下敷きになって…」
カ「はぁ……………」
リ「証拠は残ってる」
カ「言ってみ……………」
リ「Aがいた場所の血。
森での出来事。
帰って来ない事
慰霊碑、見たでしょ？」
カ「じゃあ生きてる証拠…。
急に降る雨
急に出る太陽
死体が確認できていない事
俺が帰ってくるって信じてる事
慰霊碑が何？
俺は見てないから誰の名前が乗ってるか知らない」
リ「雨が降ったりやんだりするのは
たまたまだよ…」
カ「あいつが戻ってこないは
たまたま道に迷ってるから」
リ「亡くなった人を
思い続けるのはやめなよ…
つらいだけだよ」
カ「言いたいのはそれだけ？
なら帰りな。またいつ降り始めるか分からないから」
リ「カカシ。
なんでそんなAに執着するの？
どんなに願ったって亡くなった人は戻って来ない
もう…諦めてよ…」
カ「…はぁ……………。
別に願ってない。待ってるだけ」
リ「Aは死んだの。
いつまで待ってるの？
カカシ、私はあなたが好き。
ずっと好きだったの。
Aと付き合ったって聞いてからもずっと…
私がAを忘れさせて上げるから…
私と付き合って…？」
カ「……ごめん、リン…
俺はAじゃないと…だめだから
気持ちは嬉しいけど…
俺じゃ君を幸せにはできないし
俺にはAがいる
俺は………Aが、好きだから…」
リ「っ……………」
カ「ただ……オビトと約束したから
お前は死んでも守る」
リ「それはオビトとの約束…
だからでしょ…？」
カ「…………」
リ「ねぇ……
ちゃんと言ってよ…」
カ「自由に解釈して」
リ「っ！もう！カカシなんて知らない！」
背を向け走り出すリン
嫌いにでも何でもなって
俺はAしか愛せないから…
例え…もうここにはいなくとも…
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はるか - 毎日続編おめでとうございます！私も毎日開くようにそのまましていますこの作品大好きで楽しみにしています！ (2018年7月30日 8時) (
レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤砂晋助 | 作成日時：2018年7月30日 2時
