78:あばずれ ページ32
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｢A、このりんご飴美味しいね｣
『うん、私の金だけどね』
｢僕、金魚すくいやりたい｣
『ねぇ累君や君迷子じゃなかったの？』
はい、ついさっきおにー様追いかけてたら浴衣の裾引っ張られて誰かと思ったらお友達とはぐれちゃったらしい累君と会ったよ
おかげで私はおにー様と大分はぐれちゃったよ全くもう
｢だって憎珀天どっかいっちゃったんだもん｣
『マ？一緒に来たの憎珀天なん？』
なんてこったい私はクラスのお友達とかそこら辺かと思いきやまさかの憎珀天。しかも憎珀天って上の四人と最近引っ越してきたらしい。なんだそれ、私知らんぞ
｢同じクラスになったよ｣
『えー憎珀天とか懐かしいわ〜あの子のほっぺ大好きなんだよね柔らかいし』
なんて言いながら累君のほっぺも触ってみた。え、めっちゃ柔らかいんだけど最近の小学生こんな柔らかいんか
｢痛いんだけど｣
『ツンデレ累君可愛いな〜あ、あやとり大会優勝おめでと』
なんて話してたら目の前に小学生の貫禄じゃ子供が。いや、怖いって
｢累、探したぞ｣
｢Aとご飯食べてた｣
『憎珀天〜！久しぶり〜』
ぎゅっ、と可愛い可愛い憎珀天を抱きしめる。小学生体温パネェ...
｢A、久方ぶりじゃのう｣
『うん小学生の喋り方じゃないよね。にしてもかわいい！可楽達は？』
｢兄者達は引っ越しの整理で来とらん。新学期はAと同じ学び舎へ行くと言っとったぞ｣
『Wow...』
新事実。あの四つ子が来るのか。絶対楽しくなるよね
｢Aは一人で来たの？｣
『んなわけあるかいおにー様と来たよ』
｢｢え、｣｣
『何よ』
揃いも揃って驚かないでよ全くも〜
｢｢会いたい｣｣
『うわまじかよ』
妓夫太郎よりおにー様意欲強いんだけどこの二人。小学生パワーにゃついていけないわ
｢そういえば先刻あのあばずれと会ったぞ｣
『あばずれ？誰？』
｢知らぬ。桃色と黄緑色の巫山戯た髪色のあばずれよ。儂に気安く話しかけてきたゆえ、童の誘拐未遂など甚だしい｣
『ねぇそれ絶対蜜璃ちゃん！！！！』
嘘やろこの子蜜璃ちゃんにあばずれなんて言ったんか...伊黒くんに超ネチネチ言われそうなんだけど...
『その子の周りに誰かいなかった？こう、蛇みたいな人！』
｢それならAの背後にいるではないか｣
『は？』
くるり、と後ろを向けば般若の如くおっそろしい顔をした伊黒くんが
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しゃんぷー猫猫(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます。長い間手をつけれない状態が続きましたがゆっくり更新していきたいと思っています。今年中には必ず更新するので、それまで待っていただけたら嬉しいです。 (2020年11月27日 19時) (
レス) id: 132edadeec (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - はじめまして、鬼舞辻ちゃんのお話最初から全部見させて頂きました。とても面白かったです！此方の作品の更新はもうしないのでしょうか…？とても素敵な作品なのでもしよろしければ更新お願い致します！ (2020年11月3日 23時) (レス) id: 866cd439ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり。 | 作成日時：2020年7月24日 1時
